ひとりごと。

色々吐き捨てるクソみたいなブログです

映画ミーハーによるオススメ映画7選

どうも、おじさんです。

 

つい最近Netflixに加入してあらゆる映画を見まくり勝手に映画通にでもなった気分の私が、拙い文章とミーハー心でオススメの映画を紹介します。邦画洋画バラバラ、基本何でもおもろいと思う人間のオススメ映画ご紹介なので、「いやいやそれは違う」とかそういうの受け付けてません。僕宇多丸さんじゃないので。

 


1.ゲット・アウト

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2017年にアメリカで公開された映画です。監督脚本を務めたジョーダン・ピールのデビュー作です。ホラーです。
何かしらの日本でも有名な映画と公開が被ったために日本ではあまり有名ではありませんが、海外の評価はバカ高いです。5億円の制作費で約282億円売り上げています。映画って売り上げって表現合ってるかな。

 

ストーリーとしては
写真家の黒人男性クリスが白人女性の彼女ローズの実家に泊まりに行きます。
クリスは「彼氏が黒人でご両親は大丈夫なのかな」と不安でいっぱい。しかしいざ行ってみるとなんともウェルカム。歓迎ムード。しかしその実家の使用人である黒人二人が妙な動きをしていたり、実家で始まった何だか分からんパーティーの招待客のほとんどが白人だったりと、妙な居心地の悪さを感じ始めます。
そこで起こるひょんな出来事から、この家はやばいと思い始めるクリスに恐怖が…
的な感じです。

 

一言にホラーと言っていますが、幽霊は出てきません。全部話すとネタバレになるので控えますが、面白いところをいくつか紹介します。

 

① 人種差別問題とホラーの融合
黒人が白人だらけの場所に放り込まれた時の居心地の悪さ、これは日本人には理解できません。黄色人種だもんね。
だからこそその居心地の悪さがホラーとなって、怖いと感じるようになっています。
② 監督がお笑い芸人
なんと監督脚本を務めたジョーダン・ピールアメリカでは有名なお笑いコンビ、キー&ピールの一人です。
そんな彼も黒人で、ユーモアのある彼が生み出すホラーが良いんですわ。ゾクゾクする。
ゲット・アウトの意味
要は出て行けって意味だけど、監督は「これを見ている人はいつの間にかゲットアウトと言うだろう」みたいなこと言ってます。これまさに俺のことすぎて。缶チューハイ片手に心の中で叫んでたもの。いつの間にかそう思ってしまう、そんなストーリー展開。
④ エンディングが2つ
簡単に言えば、良い終わりとバッドエンドです。本編では良い終わりが採用されていますが、本来はバッドエンドにする予定だったそうです。まぁ簡単に言えば主人公が報われるか報われないかの違いなんですけど、何故バッドエンドを採用しなかったのか。
それはドナルド・トランプの当選です。本作でもあるセリフですが、ローズの父親は「オバマに3期目があったら彼に投票するよ」とクリスに言います。この作品はオバマという黒人大統領誕生によって書かれたもので、「黒人が大統領なんだから今までの差別もなくなるやろ!」と思っていた理想は虚しく散ってしまいます。そう、黒人が大統領になっても差別問題は続いているのです。
「黒人が大統領でも救いようのない差別問題はあるんだ」という内容だったのですが、作品がいよいよ完成って時にトランプの当選。それを受けて悩みに悩んだジョーダンはエンディングを差し替えたのです。この話はDVD買うと付いてくるので是非それも見て欲しい。

 

本編触れずしてここまでのオモロポイントがある映画になっているので、僕が高々と打ち上げたハードルなんて軽々しく超える面白さがあります。是非見よ。なんとNetflixでそろそろ配信されるそうなので、是非見よ。


2.search

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2018年にアメリカで公開されたサスペンススリラー。アニーシュ・チャガンティの初監督作品となります。

 

ストーリーとしては
主人公のデビットの娘、16歳の女子高校生マーゴットが突然姿を消して行方不明になります。刑事とタッグを組んで見つけようと躍起になり、デビットはマーゴットのSNSにログインして彼女の友人から話を聞こうとします。
しかしそこで明らかになっていく、娘の知らない一面。俺の知っている娘とは違う、そんな否定したい違和感が父親を襲い始め、事件は衝撃の結末を迎える。
的な感じ。なんか最後東海オンエアの常套句みたいになったわ。

 

はいこの映画のオモロポイント。

 

① 全てPCの画面上で展開される
は?という方のために説明すると、要は一台のパソコンの画面、その中でストーリーが展開していくのです。父親が電話するところとかはMacBookFaceTimeとかね。
いやいや飽きることねぇ?と思うかもしれませんが、パソコンの画面上で展開していくからこその撮影手法、そうかこういう表現になるのか!という新たな見方ができます。アンフレデッドとかもパソコンの画面上で展開されますが、あれはホラー。これはサスペンス。パソコンに散りばめられた伏線が知らぬ間に回収されていきます。これなんでNetflixにないの!!!!!これは是非テレビじゃなくパソコンで見て欲しいですね。
② 主人公に感情移入しやすい
これは俺の主観というか個人的感想に過ぎないけど、そう思いましたね。物語が展開する場所が固定されているからこそ、主人公目線だけ、そのおかげで主人公と一緒に謎を解いている感じがすごいです。
SNS
この作品の鍵、主体ともなるSNS。これがいい。Twitterで散々盛り上がっておいて何かあったらすぐに手のひら返し、この現代社会で見られる簡単な裏切り、めちゃくちゃ共感できます。
それに主人公のデビットはSNSに詳しいわけじゃないので、そういう予備知識みたいなものがなくても満足できる作品です。
④ パソコンだけじゃ分からん
いやそれオモロポイントじゃないやん。デメリットやん。いいえ違います。「パソコンだけじゃ分からん!」がメリットなんです。
普通だったら描かれるところが、パソコンの画面上という撮影手法のために描かれない、そこのもどかしさが良い鍵になります。「どうなったんそれは!詳細!」というミステリー要素、SNSを淡々と探っていくことで分かってくる娘の知らない一面が暴かれていくホラー要素、きっと見終わった後に「パソコンでよかった!」という今まで感じたことのない感想を口にすることでしょう。請負です。

 

非常に斬新なこの作品、マジでパソコンで見た方が面白さ元気百倍アンパンマンなので、是非オススメです。


3.メッセージ

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2016年にアメリカで公開されたSF映画です、テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基に作られた作品でございます。

 

ストーリーとしては
突如世界中に12基の宇宙船が出現。主人公の言語学者ルイーズはその実績を買われて、宇宙人の言葉を翻訳しろという重大任務を受けます。宇宙船に乗り込んでガラス越しに宇宙人と対話していく主人公、そこで明らかになる彼らからのメッセージとは…
的な感じです。

 

早速オモロポイント。

 

① 宇宙人VS人類!!!!!ではねぇ。
よくアメリカのSF映画と聞いて想像するのは、宇宙人とバンバン撃ち合い、恋人と濃厚なキス、圧倒的不利からの脱却、ドンワナクローズマイアーイズ♪、でしょう。まぁそれもスリルあっていいんですけど、この作品はそうじゃありません。
まず射撃シーンは一瞬。戦闘ではないからこそのスリル、謎解き、どうなっていくんだこれから…という感情に集中できます。
② 人生観が変わる
なんか怪しい啓発本の帯みたいな文章だけど、これマジで変わりますね。未知の宇宙人襲来!どうなる世界!みたいな感情から徐々に「ああ、そういう考えあるよね…なるほどね…」と深イイレバーをオールのように漕いでしまうことでしょう。これは本当マジのネタバレになるから言えないけどね、見終わったら「うわぁ…そういうことね…」って思うこと請負です。
③ 時間の流れ
普通人生は過去、現在、未来の順番です。ネタバレになるから詳しく言えませんが、「え、そういう流れじゃないの?」思うことでしょう。詳しく言えないからこそこれはすごく重要です。
④ 主人公の選択
何度も主人公に待ち受ける重大な選択肢、宇宙人からの最後のメッセージを受けて主人公がとる行動、詳しく言えないけど、泣けます。僕はチューハイを飲みながら涙を流し「それでもルイーズ、君は…」と呟きました。キモいですね。

 

単なるSF映画と思って見ると良い意味で後悔することでしょう。僕がそうなので。是非良い後悔をしてください。


4.イニシエーション・ラブ

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2015年に日本で公開されたラブロマンスです。ここでようやく邦画。
前田敦子松田翔太というキャスト、そしてこの作品のモットーとして掲げている「最後の五分全てが覆る。あなたは必ず二回観る。」という言葉。んなわけあるかバカにしてんのかコラと思ってこの作品を見たんですが、見事に二回観ることになりました。ええ。単純なんで。

 

ストーリーとしては
1980年代後半、静岡を舞台に陰キャ大学生鈴木が合コンで知り合ったマユという女性と恋に落ち、奮闘していくside-Aというパート。東京への転勤で遠距離恋愛となり、徐々にすれ違う中で美弥子という女性との出会いで鈴木の心が揺れていくside-B。原作とは違うエンディングにあなたは騙される。
的な感じ。

 

このオモロポイントは以下の通り。

 

① ラブコメ?クソくだらねぇ。とはならねぇ。
まずこの作品を見る前に「男と女が知り合ってイチャコラして、何がおもろいねん。」と思っていたのですが、その考えはラスト五分、何もかも覆ります。
前田敦子が可愛い
おいおいオモロポイントかそれは。ええ、そうです。前田敦子がとにかく可愛いんですよ。いかにもあざといって感じなんだけど、そこがまたいい。
ただ、ラスト五分でこの前田敦子の可愛らしさがこの作品におけるオモロポイントになることは請負です。何回請け負うねん俺。
③ きっと小説もおもろいんだろう
どんな感想だよ。ええ、知ってます。この作品は2004年に発行された小説でして、要は原作と違うエンディングを迎えています。これは先に小説読んでる人からしたらけしからん案件なのかもしれませんが、僕は原作読んでないのでなんとも思いません。ただ、この映画を見たら「いやぁ、これ原作もおもろいんだろうなぁ」と思うことでしょう。とか言いつつ買ってないんだけどね、買わんと。
④ 作中の昭和感がいい。
1980年代なので古いです。スマホとかないです。ただその古さがまたいい。きっと現代だったら物語は成り立たないです。この時代だからこそ成り立つストーリー、SNSのないもどかしさ、癖になります。

 

ラブストーリーに抵抗のある僕ですら楽しめたし、本当にまんまと騙されたので是非おすすめ。


5.アメリカン・サイコ

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2000年にアメリカで公開された心理的ホラー映画です。まぁタイトルの通りです、サイコパスが出てきます。1991年に発行された小説が原作となっています。映画化するにあたって少々揉めたみたいですけど、まぁ無視してあらすじ。

 

ストーリーとしては
1980年代のニューヨーク、一流企業の副社長を務める主人公のパトリック・ベイトマンは社会的地位を築いて満足した生活を送っているはずだったが、彼の中にある殺害衝動がうずき始め、ホームレスや娼婦を殺害していき、ベイトマンは深い沼へと落ちていくのだった。
的な感じ。

 

さぁオモロポイントをご紹介。

 

① 主人公は望んでいない
どういうこと?まぁ待ちなさい。
主人公はサイコパスです。気に入らん同僚?を泥酔させて自宅に招いて新聞敷いてその上のソファーに座らせ、斧でカチ割ります。これぞまさにカチ割るって感じです。しかし本人は自分のサイコパスという一面を認めたくないのです。つまり「俺何でこんなに人殺してまうねん…もう嫌や…」って思ってます。殺害衝動との葛藤もオモロポイントです。
② 名刺
この作品が好きな人なら分かるであろう名刺。は?名刺の何がオモロポイントやねん、とお思いでしょうが、この作品のオモロポイントは主人公のサイコパスだけじゃないのです。
ウォール街で働くベイトマンは、所謂エリートです。アイアムジーニアスです。それはベイトマンだけじゃなく周りの人間もそうです。
住まいも仕事も安定かつエリエリのエリートな彼らが密かに楽しんでいるのは、自分の名刺がいかにお洒落でイカしているかの競い合いです。これがまた非常にくだらなくて面白い。
「俺のは材質もフォントもこだわってるんだぜ!」と言わんばかりの表情で名刺入れをイキリにイキって片手でオープンさせます。割とマジでどれがどう良いんだか分からん。でも周りは名刺一枚で一喜一憂します。このくだらなさも癖になる。
③ 妄想と現実
終盤で主人公はありえないくらいの数殺していきます。それも話し合えば分かりそうなのに速攻撃ちます。そのシーンが「これって主人公の妄想なんじゃないの?」と思うほどですが、なんと現実。パトカーを車両爆破させるんですよ、ハンドガンで。PUBG?
ただそんな簡単に殺してしまうほど、ベイトマンは追い込まれているということなのです。
現代社会に通ずるものがある
20年前の作品ですが、終盤で「これ現代社会と同じでは?」と思うシーンがあります。これネタバレになるんだけど20年前の作品だからいいよね別に。言っちゃうよ?見たくない人は赤字にするから目細めて見て赤字じゃなくなったらopen your eyesで頼みます。
イトマンが残虐の限りを尽くした部屋がありまして、そこを終盤に訪れたんですけど、何故か山のような死体がありません。あろうことか不動産屋が売ってます。
「何で?遺体は?」とパニックになるベイトマン。そこに現れた不動産屋がベイトマンを見て「何スカ、広告見て来たンスか?」と聞き、主人公は咄嗟に頷きますが、不動産屋は「うち広告出してないで。嘘つくなや。」と吐き捨て、ベイトマンを追い出します。
これね、ベイトマンが犯人だって気が付いてるのよ。あの死体を作り上げたのはこいつだって知ってて追い出してるんです。そう、触らぬ神に祟りなし。現代社会と同じで関わりたくないんです。そういういわば風刺めいたものもこの作品のオモロポイントです。

 

まぁこんなところですね。ただのサイコパスというわけじゃなく、主人公が葛藤しているという点が20年前にも関わらず新しいですね。


6.悪の教典

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サイコパス繋がりでこちら。貴志祐介原作の小説を映画化したもので、2012年公開作品です。
これは試写会でAKB48大島優子が「もう見たないでこんな作品」と視聴を投げ出した作品です。
僕は先に小説を読んでいます。前後編に分かれた分厚い本ですが、もちろん小説もおもろい。
※この時点で何故か爪から血が出たので少し文章がおかしい点があるかもしれませんが、ご容赦ください。利き手の人差し指の爪から血出てめっちゃ痛いの。ゆるちて。

 

ストーリーとしては
生徒や保護者、同僚からも圧倒的な人気と信頼を集めている高校英語教師の主人公蓮実聖司は、ハンサムな見た目とは裏腹に反社会性人格障害者、つまりサイコパスだった。学校や自分への個人的問題に対して殺害という解決方法を簡単に行う蓮実は些細な出来事をきっかけに彼が受け持つ生徒全員を殺害しようと決意する。
的な感じ。

 

そしてこの作品のオモロポイントは以下の通りです。

 

伊藤英明の怪演
このキャストよ。もちろん生徒役、同僚のキャストも素晴らしいです。二階堂ふみ吹越満山田孝之林遣都に染谷翔太。豪華なんだけどやっぱり伊藤英明の怪演がいいね。救命病棟24時白い巨塔海猿、彼が演じてきた役はどれも見る人に好印象を与えていますが、この作品じゃ好印象のこの字もないです。マジえぐい。人殺す時の躊躇とか迷いとか抵抗とか、そんなものはない。余の裕で殺します。
② 殺しのテクニック
いや別にためにはならないんだけどね。
蓮実はあらゆる方法で人を殺していきます。映画の予告編では猟銃でバカみたいに撃っていきますが、他にも色々あります。
これは小説読んでたので詳細が触れられていたんですけど、ブラックジャックという武器が出てきます。間黒男じゃないよ。継接ぎないよ。袋の中にある程度の量砂を詰めてパンパンにしてスナップの効いた棍棒っぽくしたものです。軽く振っただけで大ダメージ。あとははんだごてっぽい武器、あとは素手で首ゴキっと。あらゆる殺害方法が目白押し!!
③ 音楽
小説の中でももちろん触れていますが、この作品の楽曲とも言える曲が存在します。
それが三文オペラのメッキー・メッサーのモリタートです。冒頭で「メェェッキメェェッサァァ〜」とダミ声で歌われています。そして主人公の蓮実は上機嫌になるとこの曲を口笛で吹きます。そこもまた不気味やねんな、小説だともちろん音楽は流れませんが、映画なのでバンバン奏でます。簡単に言うと殺人の歌です。
それと中盤、蓮実が生徒を猟銃で虐殺していくシーンでミュージカルのような明るい音楽が流れます。そこの演出もいいんだ。小説でも殺しをゲームだと捉えているんですが、そのテーマに合ってる。
④ 蓮実の不気味さ
怖いんだこいつが。小学生の時から人殺してます。なんと両親まで。ドン引きだよね。
そして両親殺しは強盗殺人に見せかけるために自分も傷つけます。ナイフで自分を切って刺して悲鳴を装って通報する。これがガキの仕業っていうんだから恐ろしい話。
そして学校で殺しをするときに、文化祭準備してるんですけど、宇宙飛行士の展示物がありまして。殺しをしているとそれが倒れてしまうんですね。
別に生徒殺してるんだからどうでもいいのに、わざわざ猟銃を立て掛けてその展示物を直します。わざわざそんなシーンがあるっていう、蓮実の異常性を示していると思います。

 

小説の方が面白いというのは分かりますが、映画だからこそ描ける表現、演出、蓮実の残虐性、非常にオモロです。


7.新感染 ファイナル・エクスプレス

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これは有名だよね。2016年に韓国で公開されたゾンビ映画です。正直見てなかった。ミーハーなので。

 

ストーリーとしては
ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突然発生したウイルスの感染拡大、客がゾンビと化していく中で主人公は娘を守るために他の乗客たちと協力してプサンを目指していく。果たして辿り着けるのか。
的な感じ。俺あらすじ書くの下手だな。爪が痛いからしょうがない。

 

有名なこの作品のオモロポイント。

 

① えげつねぇ数のゾンビ
とんでもない数いる。作中で車両の中をゾンビが押し寄せてくるシーンがあるんですけど、もうね、溢れてくるレベル。洪水。ゾンビのね。怖いよそら。
その演出がすごいんだよね、これは見たらより思うよ。
それとゾンビってノロノロ歩くイメージだけど、この作品は違います。陸上選手かってくらいガチで走ります。フルスロットル。あれ勝てねぇ。
② くそ強いデブ
サンファという中年男性が登場して主人公と協力するんですけど、この人がまぁ強い。なんでそんな強いのってくらい強い。マ・ドンソクという俳優さんが演じているんですけど、この人の貫禄。私韓国映画詳しくないんですけど、この方は売れっ子みたいですね。
ゾンビだらけの車両を主人公のソグと野球部の高校生、三人で掻き分けて進んでいくシーンがあるんですけど、高校生は野球部らしくバットを持ち、主人公のソグはサンファが外で手に入れた警備隊?の盾と警棒を装備します。一方サンファは、なんと素手です。なのに俺が先頭いくとか言うんです。
でも強い。ただ殴るだけじゃなくてゾンビの首絞めて落とします。果たしてゾンビにそれが通用するのかは分かりませんが、多分ゾンビもビビるよね。
③ バスの常務
こいつクソ。何回「早く食われろや!!!!」って思ったことでしょうか。
感染してない人を「感染しとるわ!」って叫んで閉じ込めたり、色々と身勝手。身勝手の極意。ベジータだったら腕組んで二本指じゃなく中指立てることでしょう。邪魔する奴らにmiddle finger(AKLO/Too Fast)
つまりこの映画、ただゾンビがどうのこうのというわけではなく、人間同士のいざこざも相まって余計オモロです。
④ 娘の歌
ソグの娘役を演じたキムスアンという女の子の演技力もいい。ていうか今知ったけど普通に役名もキムスアンなのね。間違ってたらメンゴ。
作中で彼女の歌が鍵になります。別に解決のヒントってわけじゃないけど、重要です。父親のために覚えた歌なんですが、ラストでは涙を誘います。是非見てくださいな。

 

ゾンビだけでも腹一杯なのに人間同士のぶつかり合いもあって余計オモロ。塩分過多。ただ泣けます。泣けるゾンビ映画、是非見てくださいな。

 

 

きっともっとあるけど爪からの出血が痛いのでここら辺にしておきます。紹介した映画どれもオススメなのでNetflixTSUTAYAに急げ。