ひとりごと。

色々吐き捨てるクソみたいなブログです

SixTONESのNEW ERAがとっても良いぞと言いたい男性

 

こんにちは、病み上がりのLilyです。

 

僕は普段東海オンエア(※1)というグループYouTuberのまとめ動画(広告をつけなければ、私的に動画で広告収入を得なければ動画を使用していいよという許可が本家から出ています)をアップロードしているのですが、月曜日以外毎日投稿という彼らが10月13日から19日まで”神休み”という期間を設けて、一切動画の編集や投稿、撮影を行わずにただ休むという1週間がありまして。僕は別に頼まれてもいないのですがその代わりに1週間毎日投稿していたんですね。そしたら普通に頭痛と熱で2日間寝ちゃうっていう。まぁその分の動画は前もって編集していたのでリズムは崩れなかったんですけど。

 

そんなこともあって神休みが明けて趣味で書いてる小説を再び書き始めようかな~なんて思っていた矢先にこれよ!

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11月11日発売、3枚目のシングル。以下は概要欄からの引用です。

読売テレビ日本テレビ系TVアニメ「半妖の夜叉姫」オープニングテーマ

SixTONESの3rdシングル「NEW ERA」は、仲間と一緒に駆け抜けようという強いメッセージと決意を歌った、

疾走感溢れるエモーショナルなミクスチャーラウドロック

過去2作「Imitation Rain」「NAVIGATOR」のMVは、いずれもスタジオでの撮影とCG技術で作り込まれた映像美による楽曲表現が中心だったが、

今作は曲が持つ勢いと熱さを表現するべく、また同時に新しいSixTONESの姿を見せるべく、

ミュージックビデオはSixTONESとしては初めて 「外ロケ」 での撮影を敢行、CGによる演出無しの“生のSixTONES”が映し出されたMV。

臙脂(えんじ)色の布と共に荒野で風を受けるSixTONESのエモーショナルなパフォーマンスが、エンターテインメントのNEW ERA(新時代)を切り拓く。』

 

正直マジで病み上がりなのでストロングゼロも1本減らしてタバコの本数もセーブしているような状態なんですが、これは書かざるをえないということでキーボードを叩いている午後2時。プレミア公開から17時間で既に99万回。バケモノ。Twitterで「プレミア公開だと急上昇乗り辛い」みたいな意見を見かけたんですが、大丈夫っしょ。普段チャンネル登録者数500万人オーバーの東海を6年も見ている僕が言うから大丈夫です。

 

さぁ今回はそんなバチクソにかっこいいNEW ERAのMVを見た感想をだらだらと、それでいて彼らと歳が近い(顔のレベルはかけ離れている)僕がSixTONESの何が良いのかを個人的な意見を用いて話していきます。よっしゃ書いていこう。

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①すごいクオリティー

 

初っ端から随分と語彙力が欠如しているのは火を見るよりも明らかではありますが、これはこの言葉に集約せざるをえない。

何故かというと、セットが物凄くシンプルなんです。

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もちろん場所は大海原に荒野、そこに立てられた無数の旗。一見「ワオ!!壮大!!!!」と思いますが、2枚目のNAVIGATORのMVと比較してみてください。マジで演出がほとんど無い。

もちろん僕みたいな素人には一見分からないような演出があるのかもしれません。それに撮影方法もドローンを使ったり、映像自体はかなり壮大なんですが、演出に関してはとてもシンプル。だってレーザーとか無いやん。ビルの壁面に立っているわけでもない。

 

そしてさらに注目すべきは彼らの衣装ですね。黒一色。人によったら陰キャと蔑まされそうなほど黒のみの衣装。これも非常にシンプルですよね、僕が着たらおばあちゃんに「地味ねぇ」と言われるでしょう。でも彼らが着ると「シンプルでかっこいい!」となるわけです。差別?

 

いいえ、差別ではありません。素材の問題なので。何が言いたいのかというと、このMVの概要欄の文章、これなんですよ。

「ありのままのSixTONESが向かうNEW ERA(新時代)」

つまり余計な演出など一切使わず、シンプルな衣装に身を包むことで本当にありのままのSixTONESになっているということです。壮大なロケーションの中にありのままの彼らをポンと放り込んでも成立する、この実力なんですよ。これが3枚目のシングルで実現している。こればっかりは本当にマジでやばいと思います。意味が分からない。

 

もちろんシンプルな演出といえど自然の中での撮影って調整がきかないです。バカみたいに風が吹いても撮影できないし、無風では彼らの髪や服、そして布が動かない。この撮影に決めたスタッフの方々にも頭が上がりません。ずっと下げておきます。

 

これはMVではなくYouTubeFanFest2020で披露した映像を見ての感想なんですけど、ここでNEW ERAが初披露だったんです。その時に僕が抱いた違和感がMVを見て正しいものだったんだなと思いましたね。

 

その違和感は”異様な慣れ”です。

youtu.be

というのも今回のファンフェスで彼らが披露したのはNEW ERA以外にImitationRainとJAPONICA STYLE、1枚目のシングルに初のMVという王道の布陣。そしてラストに新曲のNEW ERA。つまりこの布陣だとどうしても経験値の差が出ちゃうんですよね。何度も披露している2曲に初披露の新曲。普通だったらどことなく慣れていない箇所が出てくるはずなんです。何度も何度も歌って踊って不慣れな箇所をカバーするはずなんです。

 

ところがどうですか。生歌かつパフォーマンスは完璧。MVと照らし合わせても振りが間違っているところもない。

 

このクオリティーを”ありのまま”とか言っちゃってるSixTONES、マジでやばいですよ。だってアニメで言ったら敵にめちゃくちゃ難しい魔法とか技を慣れた様子で見せて「え?これが普通ですけど?」と言っちゃうみたいなもん。ファンを一切不安にさせないパフォーマンス。これを3枚目でやっちゃうんです。よく彼らをジャニーズらしくないという前置きで褒めている媒体をよく見かけますが、正直言って彼らは真っ当なジャニーズですよ。すごい。

 

 

②楽曲

 

本当に語彙力がなくなりますね。2文字て。

 

この曲は半妖の夜叉姫というアニメのOPです。犬夜叉の続編みたいなものですよね?僕自身見てたのが子供の時だったので記憶が薄いんですけど。あれだよね、毛量すごい侍だよね。違うか。

 

こちら、サビだけ聞くと疾走感があって歌詞も非常にシンプル。非常に聴きやすい。言ってしまえばアニメのオープニングっぽいサビです。

しかし、他のアニソンと一線を画してしまうのがSixTONESクオリティー。縮めてストクオ。言い難いな。

 

まずは何と言っても冒頭のサビ終わりよ。

Alright welcome to NEW ERA

ここのジェシーね。ジャニーズソングでは最大の破壊力を持つと言われている”一言”という技ですね。キムタクの”Get you”に始まり松潤の”チカヅキタイ”(※2)、さらには彼らの楽曲のIN THE STORMの松村北斗が言う”Show me”もそうです。

この技の共通項は「素人がやるとこっぱずかしい」という点です。それをさらっとやってかっこいい、この高難易度の技を冒頭のサビ終わりに持ってくる。ストクオ。ジェシクオかな。どっちみち言い難い。

 

さらにどうしても触れないといけない、和ロックをイメージしやすいあのコーラス。アーイーヤーイヤーってとこね。文字にするとすこぶるダサいけど。一気に期待感が高まります。

 

そして以降は疾走感のあるメロで続くのかと思いきや、まさかの大胆な裏打ち。

Changing ways yeah

ここの北斗。非常に良いアクセントになっていますね。単調になりがちな曲にバッと様変わりするメロ。ホククオ。もっと言い難い。

 

そしてやはり欠かせない、他に無いのが樹のラップですよ。もう先に言うわ。ジュリクオ

本当に声に尽きるんですよ。マジで声が良い。これは正直ズルい。

僕は結構hiphopを聴くので分かるのですが、声に恵まれているラッパーって多いんです。SKJ(※3)とか声が渋いし。

 

以前のブログで僕は樹の声を高級な紙ヤスリと言いましたが、それはラップの時の声ですね。研いだようにざらっとした声。これが曲に映えるんだ。バチッとハマる。

 

そしてもちろんジェシーときょもの声も素晴らしいんですが、何と言っても高地松村ペアのクオリティーですよ。メロが変わったところを請け負う彼らの声。コウクオ。コチクオ。

 

一見ハマらないかと思いきや繰り返し聴くとズブズブとハマっていく、噛めば噛むほど味わい深くなるって感じですね。

 

 

③振り付け

 

この曲を語る上で外せないのが振り付けです。まず初っ端からかなり大胆だなと思いました。立つジェシーの前に座る5人が並ぶ。そしてこめかみに指を当てるような振りの後にジェシーの「魔王?」みたいなイエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!こっちもイエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!ってなります。

 

そしてこの曲のサビの振り付けなんですけど、結構意外だなと思いまして。

一見

走り出そう 連れて行こう 約束の場所へと

ここからガシガシに踊るのかと思いきや結構スローで動く。しかし樹のラップが1つ入ると突然ガッシガシに踊り始める。この緩急ですよね。曲もさることながら振り付けにも意外性が散りばめられている。

 

その意外性は皆さんも既に知っているであろう、国際手話ですよね。

『国際手話は日本手話とは異なる手話であり、外国の耳の聞こえない者と話すために使われる世界共通の手話言語です。』(一般社団法人日本国際手話通訳・ガイド協会、ホームページより抜粋)

ERAを表した手の動き、さらにはOKやNO、NOWやChangingなど、様々なところでこの国際手話が使われています。これマジですごくないか。これはストクオでしょ。

 

そしてラスサビの振り付けが個人的に優勝でした。ありがとうございました。

手を離すな駆け抜けるLife

ここで樹が前に手を伸ばし、4人が傍を固めて樹に手を伸ばし、そして樹の背後に立つジェシーが彼の体に手を這わせる…ここ!!!!!!ビクトリー!!!!!!!!!

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ジャニーズの楽曲でラップパートが散りばめられている曲だと、カメラに抜かれないことが多かったりします。しかしここでは全員が樹を包み込むような振り付けでラップパートを際立たせている。アアッ!!!ストクオ!!!!!

 

僕はダンスに関してまるで知識がないのですが、それでも一度見ただけで「他とは違うな」と思わせることができる、そして考察しがいのある振り付け。スのトのクのオ。

 

 

④じゅったん!!!!!!

 

ああ!!!!推し!!!!!!!推しィ!!!!!!!!この曲の推しが良い!!!!!!!!!!!神様仏様田中様!!!!!!!!!!!!!トレビアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

はい、まずこの曲のMVにおいて衣装は全員黒一色です。よく見ると黒く薄い上着上着っていうのかな。でも何か羽織ってるじゃないですか。簡単に言えば長袖です。

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でも僕の推しのじゅったん!!!!!!!細い腕が見えてる!!!!!!彼だけ上1枚なの!!!寒いよ絶対!!!!!!!

しかしそう思わせないほどアグレッシブにラップパートで活躍する推し。ああ。ほのじ。

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ああああ!!!!!!お腹冷えるから!!!!!!!!!腹巻用意して!!!!!!!!

www.amazon.co.jp

Amazing!!!!!!でも腹チラさせてくる彼の殺傷能力。非常に怖い。

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そして樹が5人に向けて1人ずつ指差して、そこから振り付けが揃っていくシーン。ここのさ、樹が指揮してる感じやばない????実は樹が5人を操っていましたみたいな!!!!!ハイエロファントグリーン!!!!!!!エメラルドスプラーーーーーーッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(※4)

 

はい。取り乱してすみません。既に取り返しつきません。(※5)

 

 

⑤全員が主人公

 

そしてこのMV、ざっと見て思ったのは

全員漫画の主人公クラス!!!!!!

ということです。これはMVの6人を見た印象ですが。なのでここからは20代前半の男性が彼らを見て抱いた妄想を書き連ねます。嫌だという方はどうか耐えてください。

 

まず主人公は田中樹です。ええ、推し贔屓ですよ?かかってこいよ。

というのも先ほども述べた通り彼だけ袖が短いんですよ。

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これは主人公でいいでしょ?異論の受付時間は既に終了しております。

 

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ここのきょもとかやばくないですか?絶対光属性。

 

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正直ジェシーはこのシーンのインパクトが強すぎて、白ひげ(※6)っぽい、衝撃波とかめちゃくちゃぶっ放してくる強キャラ。

 

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ここのコーチィがものすごく良い。彼はこの中で唯一の剣士枠が似合いますね。日本刀持って欲しい。おい国!!彼にだけ銃刀法の許可を!!!!!(ダメです)

 

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ここの慎太郎が好きすぎて。5人をかき分けてくる感じ。彼は心優しい木属性ですね。でもいざ戦闘になるとバックアップをしっかり請け負ってくれる。シンクオ。モリクオ

 

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北斗は闇属性。そしてこれは僕の妄想なので咎めないで欲しいんですが、一回裏切って欲しい。一回だけ裏切って、それから5人と向き合って改心して、また強力な仲間になる…みたいな!!!!妄想だから許して!!!!!!

 

はい、MVだけでこんな妄想ができてしまうほど僕は気持ち悪い人間素晴らしい魅力に溢れた作品ということですね。とても良い。この6人見てるだけで満足。

 

今の発言は決して気持ち悪くないんです。ええ、無理に肯定しているわけではありません。それを説明するためにも最後、書いていきますね。

 

 

⑥”ありのまま”が良い。

 

この曲のテーマにもなっている

「ありのままのSixTONESが向かうNEW ERA(新時代)」

これなんですよ。ありのままで良いんです。

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これは僕が投稿した動画についたコメントです。

youtu.be

簡単に言えば彼らの仲の良さを存分に表現した、って感じの動画なんですけど、この下のコメントが刺さりまして。

 

もちろん線引きはしないといけません。あまりに深入りしすぎるのは違いますが、普段SixTONESYouTubeでワチャワチャしているのを見ると「身内」になった感じがしませんか。身内ノリとも揶揄されるものです。正直ズドンだってそうでしょう。

youtu.be

SixTONESを知っているからこそ理解出来るノリ、これがいわば身内ノリというわけなんですけど。

我々が望んでいるのはこれなんですよね。

一見「初めて見る人は分からないでしょww」と思われがちですけど、でも多くのファンはただ彼らが楽しくいてくれればそれでいい。じゃあそういう「身内ノリを楽しめるファン」になるためには、「身内ノリを楽しめるファン」が初見さんをズブズブ沼に引き摺り込むことが重要になってきます。もうゾンビみたいにね。あるいは墓友みたいに(※7)。

 

音楽、ダンス、表情で彩ったMVやテレビでの歌唱シーン。これに惹きつけられているという人はかなり多いと思います。ですがいつの間にか沼に落ちているなんてことはないわけですね。だって普通に前向いて歩いてるのにいきなり横から引っ張られて側溝に落ちるってないでしょ。

そう、彼らを見るために一度立ち止まっている、という人が今非常に多いんですね。

「最近トレンドでよく見かけるな、MV見てみるか。」

「急上昇1位なのか、見てみるか。」

など、3分35秒という時間を払ってでもいいと思って視聴した初見の人がMVを見て

「なんだこの人たち!スゲェ!」

と思ってくれれば、それは今沼の前で立ち止まっているということです。沼を見下ろしているわけです。

そして底から

「こんな動画、あるで…。」

「こんなに仲良いんやで…。」

「上物揃ってるよ…。」

と、優しく接してあげることが大切です。いきなりがっつくと引きますから。そうしたら”ありのままの彼ら”が好きになって沼に落ちていくはずです。

 

そうなんです、ありのままで良いんですよ。ありのままが良いんです。

 

彼らが素で楽しめるように、くだらないことで腹抱えて笑っていられるように、我々もありのままで、ありのままの彼らを推していったらいいんじゃないかなと思います。もちろん歌っている、踊っている、ライブで見るキラキラした彼らも大好きですが、僕が一番好きなのは皆が顔を見合わせてゲラゲラ笑うSixTONESなんです。そんな彼らだから応援したいと思っちゃったんですよ。いつの間にか沼の底なんですよ。いつの間にか中毒なんですよ。タバコか?

 

 

 

 

さぁ今回も色々書き連ねてきたわけですが。

まだまだ「お前の気持ち悪い文章読みたいよ!」って方は自らの非礼を認めた上で過去に書いた記事も是非読んでみてください。

xmusic.hatenablog.com

xmusic.hatenablog.com

xmusic.hatenablog.com

xmusic.hatenablog.com

 

気持ち悪くないって?ありがとう。これが僕のありのままです。

 

 

※1 東海オンエア

…愛知県岡崎市を拠点に活動する6人組のYouTuber

※2 チカヅキタイ

…嵐の7枚目のアルバム、Timeに収録されているLove Situationという楽曲における松本潤のソロパート

※3 SKJ

兵庫県淡路島で活動するラッパー、Silent Killa Joint

※4 ハイエロファントグリーン エメラルドスプラッシュ

ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダーズに登場する花京院典明というキャラクターのスタンド、及び技名

※5 取り乱してすみません、既に取り返しつきません

…MC 漢、現漢 a.k.a. GAMIの1枚目のアルバム、導〜みちしるべ〜に収録されている漢流の極論における歌詞

※6 白ひげ

週刊少年ジャンプに掲載されているONE PIECEに登場するキャラクター

※7 墓友

…フジテレビ系列土曜プレミアム世にも奇妙な物語'14春の特別編』において放送された作品名

【納涼企画】Lilyの怖い話〜実体験の中に嘘のエピソードが1つ混じってるよ編〜

やっほ、Lilyだよ!

 

ある日インスタの質問返しでこんなコメントをいただきました。

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よっしゃ、やったろうやないか。

 

ということでダイイッカイ!!!!!!

【納涼企画】Lilyの怖い話〜実体験の中に嘘のエピソードが1つ混じってるよ編〜

でーす!!

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この子もイエーイって言ってくれていますね。

 

今からいくつかの怖い話を書いていきます。その中に1つだけ、僕が作った嘘っぱちの怖い話があります。それを見抜いていただこうという遊びも付け加えてみました。

そうです、1つだけです。なのでそれ以外は全部マジです。マジで僕が体験した話です。嘘も盛りも何もありません。ありのままの実体験を話します。

なので皆さんは予想しながら読んでみてくださいね。最後に答え合わせをしますが、そこまで一気にスクロールしたらダメだよ。爪と指の間に針入れるの刑に処すよ。いいね?

 

それでは早速始めていきましょう。部屋の電気を消してスマホの明かりだけにしてください。


【作業用BGM】ホラー好きにオススメ! 不気味な雰囲気の音楽【Horror Music】

なんかこんなのを流しながらでもいいかもね。

 

 

まずは1つ目。

①夏の心霊写真

僕がまだ小学校3年生くらいの時、家族3人でとある湖近くのホテルに泊まった時の話です。

季節はちょうど夏、そこでホテル側は家族連れのために「カブトムシ捕り」という企画を行いました。無論カブトムシが大好きな僕は父親と2人で参加することにしました。ママは寝てました。酒飲んでたし。

 

場所はホテルの横を通る道路を挟んで向かいにある神社。そこにホテルの人たちがせっせと木に蜜を塗ってくれて、後はそこに集る虫を捕獲せよ。という内容でした。ホテルの人、お疲れ。

時刻は夜遅く、11時近くだったかもしれません。ホテルの前に参加者の子ども達とその親が集い、いざ神社へ。石畳の階段を上って神社に向かうわけなんですが、最後尾を歩いていた僕の後ろ、父親が階段に足を踏み入れた途端に

「肩が重いな。」

と言いました。四十肩かなと思いつつも神社に到着。皆思い思いの虫を捕獲して、ホテル前に戻ってきました。無事帰還。

そこで虫取り企画は終了だったんですけど、皆ホテルの明かりを頼りに「俺こんな虫採ったで!」なんていう会話が行われており、なかなか皆帰りません。すると父が「よっしゃ、湖をバックに写真でも撮ろうや!」と言いました。

 

関東でも大きな湖でした。多分。

背の高い柵の前に立って、父がデジカメを構えます。写真を撮ってじゃあ帰ろうとなった時、父が撮った写真を見て首を傾げます。何事だと思って覗いてみると、無邪気にピースサインを掲げる僕の全身が、どす黒い灰色の靄に塗り潰されていたんです。まるで僕という存在を鉛筆で上書きするかのように。

 

なんだこれはということでもう1枚撮ることに。すると今度は普通に撮れました。無邪気にピースする僕が可愛らしく写る夏の写真。しかし僕はとある存在に気付いてしまいました。

写真の左下、目と口が真っ黒で髪の長い女性の顔が半分だけ写っていたんです。

 

慌てて写真を削除してホテルに戻りましたが、どうやらこの湖の近くに自殺の名所があるらしくて、おそらくその霊なのか、はたまた何なのか………

 

 

 

続いて2つ目。

②猫

僕は猫が大好きです。小さい頃から猫がいる、そういう家庭です。

そして僕が住んでいるマンションには度々野良猫がやってきます。非常階段で井戸端会議したりしてます。そして、猫の発情期の声も聞こえます。

猫って発情期を迎えると、少し低い声で鳴くんです。ウォーみたいな。時折その声が聞こえてきて、「ああ、発情期の季節か。」なんて思いを馳せたりします。

 

そんなある日。

また発情期の鳴き声が聞こえてきました。ウォー。あーまた鳴いてるよと思ったのですが、すぐに冷静になりました。

そう、家の中から聞こえるのです。

うちの猫は友人の弟が拾って動物病院に預けていた元野良猫なんですが、とっくに去勢済み。さらに滅多に鳴かない子です。さらにうちの猫がぐっすりと寝ているのに、発情期の声が家の中から聞こえるんです。明らかに外からではない声。そんな状態が数日続きました。

 

そしてある夜。僕は明日が休日だと分かるとストロング系の酒を浴びるように飲んで寝ます。なのでベロンベロンの状態。つまりぐっすり眠れるんですが、そんな状態で寝ていた僕は突然目を覚ましました。まだ酔ってるな〜という感覚もない。なんでだろうと思い目を瞑ると、

金縛りに遭いました。

父が何度か金縛りにあったりしていたので、ああこれが金縛りなんだーと呑気に考えていました。すると僕の耳元、頭の上、全身の周りから

ウォー

という、発情期の猫の声が鳴り始めました。

何が怖いって、1匹だけじゃないんです。明らかに集団。軽く10匹以上は余裕で超えてる量の声。さすがに予想外すぎた僕は「やばい、これどうなるんだ」と焦り始めます。

そんな声が2分ほど続くと、今度は

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ

猫を飼っている方なら分かるでしょう、家の柱などで爪を研ぐあの音が僕の耳元で鳴り始めました。

「いや、うちの猫は柱で爪は研がない、じゃあなんだこれは」

そう焦りながら無数の猫の声、爪を研ぐ音を5分ほど聞いたところで、突然ピタリと音が止みます。よかったーと思って僕は再び眠りに入りました。

 

翌朝、一応と思って家中の柱や壁を確認しましたが、どこにも引っ掻き傷はありません。訳分からんなぁと思いましたが、もしかしたら嫌な夢かもわからん。そう思い直して出掛けるために服を脱ぎました。

僕の胸に、無数の引っ掻き傷がありました。

度々猫と遊んでいる時に引っ掻かれたりすることがあります。そんな時に出来る薄い赤色の線。それが僕の胸に、おびただしい量で刻まれているのです。

 

これはまずいと思って、僕は藁にも縋る思いでGoogle先生に頼りました。そこで除霊してやるで〜という方のホームページを見つけて、行ってみたんです。正直ぼったくられても気が紛れるならいいかなと思って。

場所、その方の名前、詳細などはプライバシーのために伏せますが、簡単に行われたやりとりは以下の通りです。

先生「あなた、猫が好きですね。」

僕「好きですね。」

先生「野良猫を見かけると、ついついその猫を引き止めようと軽い舌打ちみたいなの、しますか。」

僕「え、します。なんで分かったんですか。」

チュッチュッ、みたいなやつ。野良猫を見かけるとついやってしまうんです。

すると先生はこう言いました。

「あなたには猫の霊が憑いています。その猫は生前あなたに引き止められた野良猫です。死後魂となって、あなたなら遊んでくれるかもしれないと思って、野良猫の霊があなたの元にやってきたんです。」

なんだか少し涙ぐみそうになりました。そして「ちなみに何匹憑いてるんですか?」と聞いてみました。

「56匹です。正直な所、この数は危険です。」

おいおい、聞いてねぇよ。

どうやら僕に対してのアプローチとして胸を引っ掻いたそうなんですが、この数だと人体に害があるらしいです。フザケンナ。

 

しっかりとお金を払って除霊してもらい、それ以降野良猫の鳴き声が家の中から聞こえることも無くなりましたが、それからというものの、野良猫を見かけても呼び止めようとは思わなくなりました………

 

 

 

続いて3つ目。

③謎の女性

夜10時過ぎ、友達と飲んでいた僕は最寄り駅に着き、家路を急いでいました。

これは正直言葉にするのはめちゃくちゃ難しいので、特別に絵を描いてみました。僕は毎度こういうルートで帰っています。

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絵と字が汚いのはすまんね、酔ってる時に書いたので。赤い線が僕のいつものルートです。

正直もっと早く到着できるルートもあるとは思いますが、よくあるでしょ。いっつもこうやって帰るんよ!みたいなさ。

 

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僕はこの赤い点にいました。何気なく歩いていると、目の前に女性がいました。

髪は多分茶髪、普通にOLさんみたいな服装。ハイヒールを履いていました。

その女性が前の角を曲がったんです、つまり僕のルートに入ったんです。

正直、夜遅い時間帯に女性の後ろを歩くって嫌じゃないですか。変に「何こいつ」みたいに見られても嫌だし。

角を曲がると、その女性は道のめっちゃ右を歩いていました。これはキタと思って、僕はめっちゃ左を歩くことにしました。歩くのが速い僕はすぐに追い抜きました。その時です。

女性と並列した時にめっちゃ強い線香の匂いがしたんです。

「うわ、線香クセェ。」と思いながらも歩いて、画像で言う二番目の角を曲がります。その時に何気なく後ろを見ると、その女性はいませんでした。

 

まぁ霊ではないだろ、そう思いました。別に一番目の角を曲がったかもしれませんし。そこには新築の家が数軒あったので、そこに住んでる人なのかなと思って歩いて、自宅の前に到着しました。

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何故かこの黄色い点に、先ほどの女性が立っていました。

これはマジでありえないというか、この黄色い点に行くには幾つかのルートが存在します。

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こういう迂回に近いルート。

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一番目の角の道を引き返して三番目の角を曲がってまっすぐ。

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一番目の角を曲がって普通に行くルート。

 

ただどれも、僕より先に黄色い点に辿り着くことは不可能なんです。彼女はハイヒールを履いてたのでどうしても急いでそこに行くとなると足音が派手に聞こえます。しかし何も足音はしませんでした。仮に足音がしないようにハイヒールを脱いで勢いよく走ったとして、そんなことする必要あります?

つまりその女性が僕の前にいることは、どうやったっておかしいんですよ。

 

マンションの正面玄関に入るまで「どういうこと?おかしくない?」と考えていました。というのも黄色い点のところは横断歩道で、こちらに背を向けている状態。青信号なのに渡ろうともせず、ただ僕に背を向けたまま。

マジでおかしいと思って正面玄関に入ろうと思ったその時、女性の首がグリグリグリと回って顔だけこちらを向いたかと思うと

「おいで」

と口パクで言ったんです。

 

なーんていうことを、当時付き合っていた彼女に話そうと思ったんです。というのも彼女は霊感がありながらもホラー苦手な体質なので、ちょっとビビらせようと。僕の家に用事があったので、ちょうど例のルートに差し掛かったところでその話を始めました。

「俺ん家行く時いつもここ通るじゃん?でもその時は、ここで線香の匂いがしたんだよ。よく考えればそれが霊だっていう証拠だったのかもな。」

なんていうと、彼女は

「え?いつもここ線香の匂いするよ?」

とか言うんですよ。東京に来て2年しか経ってない彼女が、20数年生まれ育った僕の地元のいつも通る場所で。そのルートは中学生の時から使っていましたが、今まで一度も線香の匂いなんてしたことありません。

あの時、あの女性が口パクで言った「おいで」は何だったのか、今でもわかりません………

 

 

 

続いて4つ目。

④お化け屋敷

僕が通っていた小学校には毎年文化祭のようなお祭りが存在します。1年生以外は各クラスで出し物を決めて、計2日間はっちゃけようぜ!みたいな。

そして、何故か「6年生はお化け屋敷をやる」という暗黙の了解も存在します。マジでそれまでの5年間、6年生がお化け屋敷以外やってるの見たことないんです。

そんな僕らも6年生。合計3クラスあるんですが、もちろんお化け屋敷をやることに。

そして、何故か僕がお化け屋敷の総合プロデュースを行うことになりました。これはなんでか覚えてない。

 

僕らがお化け屋敷を開く場所は図書室でした。そこで僕は「真夜中の霊安室」と題して、あることを考えました。

なるべく怖がってもらう、逃げたりできないようにしよう、ということで、受付で参加者に造花を1本持たせることにしたんです。そこで「この先に遺体があるので、花を供えてください。」と言うんです。これで参加者は何があっても「花を供えなきゃ!」となりますよね。

 

図書室を真っ暗にして怖いBGMとか、霧吹きとか壁を叩くとかのルートを抜けて、最後の山場がこの遺体に花を供えるというイベントなんですね。机の上に生徒を寝かせて毛布をかけて、参加者が花を花瓶に供えると、その遺体役の生徒が震えて飛び起きる、という仕掛け。

まぁ大盛況。僕はこの遺体役にびっくりして出口に逃げていくお客さんを背後からワー!と脅かすというオーバーキル役を仰せつかったんですが、子どもだけでなく大人もまぁビビってる。ウキウキでやっていると前半が終わりました。

 

というのも、昼休憩があるんです。午前が前半、午後が後半。例えば午前で出し物をやったら、午後は遊んでいいよ!という感じ。しかし僕は

「明日遊ぼう、初日だから午後もやろう。」

と思って残ることに。そして意外にも僕だけじゃなく、多くの生徒が残ることに。

やがて昼弁当を食っていると、遺体役の子が僕の元に来て

「俺と代わってくれない?」

と言うんです。どうしてかと聞くと

「いや、毛布かぶってるの暑すぎる。死ぬ。」

ということでした。ならやってみせよう!というかやりたかった!ということで遺体役を代わることに。

 

その子に毛布をかけてもらって、少し隙間を作ってもらいました。毛布と机の隙間から参加者が見えて、手の動きで「花瓶に花入れたな」と思ったら起き上がる、という引き継ぎ作業を終えて、もう少しで午後の部が始まろうとしていた時です。

僕は早速毛布をかぶって隙間を作り、ワクワクドキドキしていました。迫真の演技でビビらせてやろうと企んでいると、隙間から1人の生徒の姿が。

僕が通っていた小学校では、1年生の名札って大きいんです。男の子は水色の枠があって、女の子はピンクの枠。隙間から見えた子の名札はピンク色の枠で囲まれていました。

やがてその子は僕の前に着くと、動かなくなりました。

「これはビビっておるwww派手にやったろうやないかwwww」

と思って迫真の演技を始めます。ブルブル震えてガバッ!と起き上がり「ブゥオワ〜!」みたいな変な声。毛布を勢いよく剥いで飛び起きると、そこには誰もいませんでした。

 

「あれ、ビビって先帰った?」と思っていると、遺体役を代わった子が僕の元にやってきました。リアクション聞いてみようと思って「ねぇ、今の子どうだった?」と聞くと

「まだ昼休憩終わってないけど?」

と言うんです。

 

そういえば確かに図書室は明るいし、午後の部が始まる放送もチャイムも流れていません。ただ僕は聞いてみました。

「でも今女の子来たでしょ?1年生の。」

「いや、来てないけど。

 

受付、その他の子にも聞いてみたんですが、昼休憩の時間、1年生はおろか僕らのクラスメイト以外誰も入ってないそうです。

じゃあ、あの女の子は一体………

 

 

 

早いもので、これで最後です。5つ目。

⑤くしゃくしゃの紙

金曜日の夜のことです。駅から自宅に向かう途中で「ななチキが食いてぇ」と思い立った僕は家の近くのセブンイレブンに行くことにしました。

目の前には十字路、右に行くとセブンイレブン、左に行くと僕の家、前を真っ直ぐ行くと幼馴染の住む団地。信号のない十字路に差し掛かって右に行こうと思った時、左側の点字ブロックの上に1人の男性が立っていました。

 

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上下スウェット姿で、直立不動のまま顔だけ俯いている、という状態。そして手にはくしゃくしゃの紙が1枚握られていました。そしてマジで動きません。

 

なんだこの人とか思いながらセブンに向かったのですが、そこで小学校の同級生に数年ぶりに再会し、つい話し込んでしまいました。20分くらいかな。

そろそろ帰るわーと思ってセブンを出て自宅まで歩いていこうとしたんですが、十字路にまだ例の男性がいたんです。依然として直立不動のまま。トラックが途中で通ろうとした時に道を譲ろうとしていたのですが、ピクリとも動かない。

 

ここで僕の悪い癖というか、今はもう決してそんなことしないんですけど。つい写真を撮ってしまったんです。少し離れたところから携帯のカメラで撮って、幼馴染のLINEグループに送ったんです。これは非常識だし真似しないでね。

 

家に帰ってきてLINEを見てみると、1人から返信がありました。

「俺行ってみるわww」

というものでした。

それから数十分後。

「マジでいたww」

という返事があり、それからは心霊系の話に花が咲きました。この話知ってる?みたいな。

 

少しして、母親が「明日休みだし、セブンでお酒買ってくるね」と言って出掛けて行きました。「よし、母親にも聞いてみよう。」と思って母の帰りを待ちます。やがて帰宅した母親の元に向かって、先ほど撮った写真を見せて

「この人まだいた?」

と聞きました。すると母親は

「今うちのマンションの前にいるよ?」

と答えました。

 

思わずベランダから下を覗いてみると、うちのマンションの正面玄関の明かりに照らされて先ほどの男性が直立不動のままそこに立っているのです。

何を思ったか、僕は慌てて家を飛び出しました。階段を駆け下りて正面玄関に向かいました。

 

もう男性はいませんでした。

 

少し周囲を走って、さっきの十字路のところとかも見てみたんですが、もうどこにもいません。おかしいなと思って正面玄関に戻ると、男性が立っていた場所に1枚の紙が落ちていました。

くしゃくしゃのそれを開くと、そこには写真をプリントアウトしたものがありました。

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崖と海、それだけの写真。なんだこれと思って裏を見てみると

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

とおびただしい量の字がありました。

 

これは後々調べてみて分かったことなんですが、崖と海の写真。あれどこなのっていうと、福井県坂井市にある東尋坊という観光スポットでした。

しかし、東尋坊は観光名所としても有名ですが、それと同時に自殺の名所としても有名です。

あの男性は何を伝えたかったのか、それは今も分かりません………

 

 

 

 

はい、いかがでしたでしょうか。

合計5つの話が出揃いましたね。ここまで7000字だって。レポートかよ。

さぁ、クエスチョンです。

①夏の心霊写真

②猫

③謎の女性

④お化け屋敷

⑤くしゃくしゃの紙

このうち、どれか1つが嘘のエピソードとなっております。

ではお考え下さい。シンキングタイムで空白を用意させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽霊って白いワンピースに黒い長髪って、流行ってんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これはうちの猫、レオ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャニーズ入りてぇな〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親子丼ってネーミング考えた人サイコパスだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ!答えは出ましたか!

それでは正解を発表させていただきます。

①夏の心霊写真

②猫

③謎の女性

④お化け屋敷

⑤くしゃくしゃの紙

この中で嘘のエピソードは………

 

ダラララララララララララララララララララララララララララ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②猫

でしたーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

まぁ冷静に考えれば「除霊してくれる人なんかおらんやろ」って話ですけど。これは僕がホラー小説を書いている時にふと考えた偽エピソードです。前半の野良猫の発情期の声が近くで聞こえるとか、ついつい野良猫を見かけると呼び止めたくなるっていうのはマジですけど、正直金縛りなんて遭ったこともないし、僕の胸は真っ白で産毛しか生えていません。

 

いかがでしたでしょうか!怖かったかな!トイレ行けなくなったかな!ざまぁみろ!!

まぁ最終的に何が言いたいかというと、②猫以外は全て

本当にあった怖い話

ってことですね………。

 

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ありがとう吾郎ちゃん。

そんな僕が書くホラー小説が読めるのはここ、エブリスタだけ!

https://estar.jp/users/323171862

ということで宣伝して終わります。じゃあね〜。

SixTONESのNAVIGATORにハマった喫煙者

どうも、最近CODモバイルのAttack of the undeadにハマっている20代前半の男性、Lilyです。あれ楽しい。

 

しかし、ゲームどころではなくなってしまいました。それがこちら。

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はい。SixTONESのセカンドシングル、NAVIGATOR。

僕は以前にもSixTONESに関するブログを書いていまして、今回は久しぶりに書くんですけど。

 

xmusic.hatenablog.com

xmusic.hatenablog.com

xmusic.hatenablog.com

 

『「高所恐怖症視聴注意」

照明だけで作られた無の空間 CGで作られた空想の街

クールで無機質な世界に熱と命を吹き込む6人

 

SixTONES

「NAVIGATOR」

2020.7.22 Release

フジテレビ“ノイタミナ”「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」オープニング・テーマ

 

SixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」 は、デビュー曲「Imitation Rain」から一転、ハード、ソリッド、クールといった言葉の似合う、激しさと無機質さが共存したロックなダンスチューン。

 

そんな「NAVIGATOR」ミュージックビデオは、SF映画を彷彿とさせるような世界観とシチュエーション。前半は、動くものがSixTONESメンバーと無数のスポットライトだけ、という潔さにも関わらず、情熱的で激しい楽曲の世界観を象徴。そして後半の空想の夜景シーンはまさに “CGでしか作れない世界” であり、そこで繰り広げられる前代未聞かつ圧巻のダンスシーンは必見。

 

「Imitation Rain」とは正反対の世界観でありながら、今回も “CGでしか作れない映像” “CGでは作れない映像” 2つが共存した作品が完成。』

まぁこちらは動画の概要欄から引っ張ってきた文章なんですけれども。とりあえず新曲上がっとるな~と思って見てみた僕の感想をつらつらと。それと前々から注目していたメンバーの歌声に注目して色々と書いていきたいと思います。

 

まずはこの曲、MVを見た感想です。

 

① 早く売ってくんね??????

いや早く売ってくれ。さっさと全国のCDショップに並べろ。手伝うから。梱包とか。

 

 

② ライブ映えする曲

ここからは真面目に書きますね。

イントロからそそりますねこの曲は。タイトルから勝手に推測してもっとオートチューン効かせた機械っぽい楽曲になるのかと思っていたんですけど、もう完璧に裏切られました。まさかのオーケストラ。これはそそるぜ。

だってこれ東京ドームでライブやったとするじゃないですか。この曲がトップバッターだとするじゃないですか。そうなるとオープニングのムービーが終わってこのオーケストラが鳴り響くんですよ。そこでジェシー

「piched up」

が聞こえた瞬間メンステの真上からなげぇゴンドラに乗った6人がゆっくり降りてきてその真下では全身黒に染まった人たちがオーケストラを奏でているんですよ。

 

これはアツい。

 

最も盛り上がるサビのところ。コールアンドレスポンスに似たヘイ!の部分ね。青いレーザーで照らされながらドームで叫びてぇなこれ。僕は嵐や関ジャニのライブには行ったことあるのですが、あの方達ここ数年男性陣にレスポンス求めたりするから僕は周りに女性ばかりの席でも喉を壊す勢いで叫びます。だからこの曲オープニングだったらもうやばいね。アンコールも呼べないくらい枯れるかもしれん。

 

さらにはこの曲、少しKAT-TUNのULTIMATE WHEELSに曲調が少し似ているというか、でもあの曲は夜明け。この曲は深い迷宮から地盤沈下起こすみたいな破壊力があります。

 

あれだけKAT-TUNの曲歌っておいていざデビューしたら二番煎じ感がないってすごいわ。グループとして確立されています。

 

僕は以前デビュー曲のImitation Rainをアーティスト路線だと言いました。

xmusic.hatenablog.com

 

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まさにこの曲もアーティスト路線というか、曲で勝負!オラァ!みたいな意志が伺えます。普段のふざけた良いガキ感とのギャップがもうたまらなく好き。ちゅき。

 

③ 海外ウケしそうなMV

これはあくまで映像に対する評価なんですけど、SF映画を彷彿とさせるという文章がもうその通り。ザッツライト。

 

一見ブルーのレーザーと暗い空間で顔が見えにくいかと思うんですけど、しっかりソロパートのところは壁と床が白くて顔がはっきり見えます。海外の人って分かりやすい方がウケると思うんですよね。

 

これはあくまでも僕の個人的な意見なんで「なんだお前」と思ったらすっ飛ばしてくれていいんですけど。

オーストラリアにホームステイしに行った時、友人と2人でホストマザーに写真を撮ってもらった時に「めっちゃ笑顔で!笑え!歯出せ!」みたいにめちゃくちゃ指示されたことがあったんです。

日本だと口端だけ吊り上げるという微笑みがありますけど、海外だと思いっきり笑った方がいいというか、表現だったり表情が分かりやすい方がいいんですよねきっと。

 

そうなってくるとパッと見少し暗いな~と思っても1人1人のソロパートははっきり見えるから良いのかなと。

 

さらにはビルの壁に立って歌うあのCGね。グランドイリュージョンという映画を思い出しました。

 

やっぱり海外勢は派手な演出を好むというか、多分あのシーンを見たら「おい!あのガイズビルの壁に立ってるぜ!なんてこった!」って叫びそう。偏見ですけど。

 

そして曲のラストですよ。ジェシーの声で終わりかと思ったら逆再生を彷彿とさせるメロディーが流れて最後ビルのガラスが割れる…映画じゃん。

 

2015年にアメリカで公開されたホラー映画、クラウンという作品があるんですけれども。グリーン・インフェルノなどの作品を手がけたイーライ・ロスの監督作品。

こちらの作品、とある大学生二人組が悪ふざけで「なぁなぁ、監督の名前をイーライ・ロスにしてジョークで予告編っぽい映像作ってYouTubeにあげたんです。

すると数日後に大学生二人組にイーライ・ロスから連絡が入りまして、「おいなんだこれ消せよ」ではなくて「これめっちゃいいやん!本当に映画にせえへん?」というお誘いがあって、クラウンという作品が出来上がったんですね。

 

何が言いたいかって、あのビルの壁に立つ6人のところをスクショして映画のポスターっぽくしてYouTubeにあげて海外の著名な監督の名前をジョークでつけたら、ワンチャンハリウッド進出、無いか。

 

④ 田中樹

僕の推しが今回もやってくれましたね。あの子ったらもう。なんであんなにかっこいいの!

 

MVは全体的にブルーのレーザーが張り巡らされていますが、樹のソロパートになるとなんとレーザーがピンク色になるんですね。

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なんですか?このビジュは?何故報告しなかったんですか?先に「僕はかっこいいので」と言ってくれませんか?

 

今回の作詞作曲は高木誠司さん。関ジャニ∞のNOROSHIや罪と夏の作詞を手掛けた方で、おそらくラップ詞は樹ではないのかな?

だとしてもいい!!!!!!!カッコウィー!!!!!!

田中の血が濃いんです。田中聖が作り出したフローが脈々と受け継がれていて、それを彼なりにアレンジ。そこがたまらん。

おそらくジャニーズ時代の田中聖のラップって、ラップを知らない男子に一番ウケるものだったのかなと。誰もがついつい歌いたくなってしまう感じがするんです。僕がそうでしたから。

 

それを今ァ!田中樹がァ!!やっているんですよォ!!!これがどういうことか分かりますかァ!!!!

 

そしてさらに樹のソロパートに挟まれたあの2人の声。きょもほくのハモり!!!!!!違ったらすまんな。

あれだけ「不仲ァ?www気まずいですかァ?ww」と煽り散らかしていた樹がラップパートを歌い、そこを縫い合わせるかのように2人のハモりが心地いい。アァゴチソウサマデス。

 

抜群にスキルフル。これからにマジで期待です。

 

森本慎太郎がやばくね?

もちろん6人が主体のMVですけれども、慎太郎が影の主人公感あってすごくかっこいい。

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ヴォイ!!!!!!!!

 

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このさ、最後に最年少の慎太郎が真っ先に駆け出してアクロバット込みのダンスするって、もうたまらなくないですか。ラスト飾るぜ!みたいな意志が見え見え。だいすこ。

 

 

さぁそして、前々から書きたかったメンバーの声。1人1人に注目して書いていきたいと思います。これは本当に僕個人の勝手な意見です。

 

ジェシー

例えるなら”濁りのない清流”ですね。どことなく脆くて壊れそうな細いガラス。ぱっと聴いたらどこか悲しげに聞こえるんだけど、それなのにロングトーンになるとものすごく力が入るんです。そこがすごくいい。

正直ありえないというか、普通あんなに細い声だったらロングトーンで死ぬと思うんだけど、何故か聴き心地のいい声を続けて出せる。これがジェシークオリティー

 

京本大我

例えるなら”濡れた何にも染まるスライム”ですね。何を言っているのか分からないと思いますが、彼の声は非常に舞台映えすると思うんです。

一見透明な声なんだけれども、力を込めると赤く染まって力強くなり、悲しげに歌うと青く染まってゆっくりと耳を流れていく感じがすると。そして彼の声は常に濡れているというか、声に水滴が付いているんじゃなくて、彼の声が透き通った水に覆われている感じ。聴いてて心地いい。

 

田中樹

例えるなら”高級な紙ヤスリと音色の深いギター”ですね。より分かりにくいかな。あの、紙ヤスリって別にディスってるわけじゃないですよ

。紙ヤスリはラップしている時の声ですね。腹から出る声を喉でシャーっと研いで発している感覚です。多分ジュニアの時は兄っぽいフローを心掛けている節があったと思うんですよ。どこかダミ声っぽい感じにするというか。でも今はあの歌い方を完全に確立しています。

さらに通常の歌声は様々なギターの音色に似ている気がします。低いパートもお手の物だし、高いキーでもどこか柔らかい歌声。素晴らしい。

 

高地優吾

例えるなら”田舎の山の空気とピンポン球”ですね。マジでディスってないからね。本当だよ。高地だからディスっていいみたいな感じはメンバーだから許されるからね。

山の空気って澄んでいて、さらに天気が変わりやすいじゃないですか。彼って低いキーも高いキーも自由自在に操れるんです。どれも安定しているからハズレがない。SixTONESの口から音源は彼が代表ですね。聴いていて落ち着くんですよ。

さらにピンポン球ですが、これは以前の記事にも書きました。彼のか行がすごくいいんです。例えばJungleの”森の奥聞こえ出すリズム”のところ。く、き、こ、この3つの発音がまるでピンポン球が跳ねていく感じがしてすごくいい。ASMRみたい。これはディスに聞こえそうだな。違いますからね。

 

森本慎太郎

例えるなら”シロップを塗った虹色の蛇”ですね。どこのお伽噺だよって感じしますけど、彼の歌声はまさに王道アイドルなんです。

普段はふざけていたり顔が濃くてガタイもいいのに、いざ歌声を聴いてみるとものすごく甘い。少しだけ薄めたシロップで鼓膜を塗られている感覚。聴き心地がいいというか気持ちいい。

さらに虹色の蛇。彼は悲壮的なパートでも明るいパートでも自由自在に声色を変えることができるというか、まさにIN THE STORMのところなんかそうですね。”そう2人を引き離す”の短いパートだけにも関わらず単語の端々で畝るような歌声。自分の歌声が嫌いと言っているという話を聞きましたが、自分の歌声を楽しんで操っている感じしますね。

 

松村北斗

例えるなら”変幻自在な香水”ですね。彼の声には完成された色気があります。

もちろんダンスやパフォーマンスで色気を演出することもありますが、ナチュラルな歌声だけで色気むんむん。たまらんね。

透き通ったすっきりとした香り、粘っこい濃い桃色の色気ある香り、ガツンと香る力強い香り、これをすべて声だけで表現できるんだからマジで強い。

そして彼はTelephoneの”Call me girl”やIN THE STORMの”Show me”など、たった一言のインパクトも強いんです。香り高い香水をシュッとひと吹きしたような些細なものですが、破壊力がえげつない。マジでいい。どこで売ってる?シャネル?ディオール?ブルガリ?クロエ?

 

 

さて、感情に任せて色々と書き連ねてきました。もしSixTONES知らない人だったとしても知りたくなったでしょう。聴きたくなったでしょう。


SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

さぁ、6人の案内人に連れられて沼へどうぞ。

 

 

※あの、宣伝なんですけど。僕趣味で小説書いているんで読んでみてください。チラッと覗いてみてね。

https://estar.jp/users/323171862

【需要はない】Lilyの概要欄集1【むしろ小説の方読んで】

どうも。東海オンエアのまとめ動画を作っているLilyです。おじさんです。

 

何気なく過去動画を見返していて概要欄を覗いてみると

「これ意外とよく書けてるやん」

という文章に遭遇します。自己満です。オ◯ニーです。

 

なので個人的に「これいいやん」と思った文章をまとめておきます、暇だったら読んで。よろしゅう。

 

さらに色々僕が抱いている愚痴や不満を書き連ねるLilyの長い概要欄も書かせていただきますので、膨大な量にはなるかと思いますがきっと君は暇でしょう。だから読むんだ。

 

 


【東海オンエア】あちきの好きなシーン集だぷぅ21

 

『病は気から、という言葉を皆さんは信じていますか?

僕はバチンバチンに信じています。Mr.プラシーボになるのです。シーボさんへ変身するんです。

このコロナウイルスが流行している中、「パソコンの容量があれで~」と前回の概要欄で報告していたところ、突然節々の痛みに襲われました。ほぼインフルと同義の痛みです。さらに倦怠感、異様な寒気、そしてビシャンビシャンの下痢、これはコロナじゃなくてもやばいのでは?と思いつつ帰宅。

家の扉を開けると脳内に「早く暖房をつけるメポ!」という声が聞こえてきたので即暖房をつけて「デュアルオーロラウェイブ!」と心の中で叫び、食欲ゼロにも関わらず四口ほど食べてロキソニンをぶち込み「闇の力のしもべ達よ、とっととお家に帰りなさい!って、なにぃ??」と心の中で叫び、ロングブレスダイエットばりに息を吐きながら「ぶっ飛ばしてやる!!死ねや菌!!」と思っていると、30分後に全ての症状が無くなりました。どうよ、いくらロキソニンが有能薬でもここまでの効果ありますか。

なので皆さんも不安になりながら「マスク買い溜めないと…」となよなよするのではなく、バッチリと予防をして「オラァ!!くたばれや菌が!!!」とファイティングポーズをとりましょう。誰もが光の使者になれます。

追記:下痢は治ってなかった。アナル痛い。あとめっちゃ吐いてる。というか食道炎になった。その後胃腸炎になった。何が気だよクソが。というわけなので病み上がりのため今回はゆったり見てください。』

 

〜追記〜

これもしかしたらやばいかも、という感覚あるじゃないですか。多分あんまやっちゃダメと言われているやり方かもしれませんが、僕はこうなった時はロキソニン一択なんです。以前親戚のばちばちに美人な人にロキソニンを渡されて、数時間にも及ぶ頭痛が治ったことがあったので。なので皆さんもロキソニンを買い溜めしてみてください。僕は一切の責任を負いません。

 

 


【カップル?】りょうしば集2【身長差のない恋人】

 

『皆さんはひどい怪我をしたことがありますか?無いことを祈りますが。

僕は中学校2年の夏、図工の授業中に半田ごてを使っていた時でした。大きな机に四人、真ん中に大きなコンセントがあってそこに挿して、何か作ってたんです。何かは忘れたけど。

授業が終わり片付け、コンセント抜こうとした時です。随分古いコンセントだからか中々抜けなくてですね。結構勢いを付けて引っこ抜きました。

そうです。勢い余って引っこ抜けた瞬間にまだ高熱を帯びたコテがぷらーんと跳ね上がり、夏服の半袖から伸びる左の前腕にコテがぺたんと。

咄嗟の判断で左腕を振るいました。早くこれを退かさないといけない本能ですね。でもあれ溶かすものだから。肌に付着するとくっついて離れないんです。つまり僕の白い左腕から半田ごてがぶら下がっている状態ですね。

数秒でやばいと感じた時、ようやくえげつないレベルの痛みが発生。みっともなく叫び散らかした僕はすぐに肌から半田ごてを外して水道へ。心配よりも驚きが勝る先生に促されて保健室へ向かい、保冷剤という救援物資を受け取りました。もちろん冷やすんですけど、あれすごいよ。火傷跡が紫色に変色したかと思えば灰色に変わって傷が膨らみます。さらに傷が空気に触れると尋常じゃない痛みが生まれます。でも保冷剤で冷やし続けないと怪我していない周りの肌が凍傷になるんかというくらい痛くなります。こういう状況を四面楚歌と言います、皆さん覚えて帰ってください。』

 

〜追記〜

今もうっすら跡残ってる。

 

 


【演技巧者】東海オンエアキャラ集3【助演男優賞】

 

『前回のキャラ集2の概要欄を読んだ方が「小学生でそんなAV知ってる事が気になる」とコメントしてくださいました。

そういや何でこんな風になったのか私はと思い、初めてそういうエロいことを知ったのはいつかなぁと思い返しました。

忘れもしない小学校三年生、運動会の練習中でした。三列で行進していたんですけど、僕を挟んで野球部の男子が突如こんな会話をし始めたんです。

A「なぁSEXって知ってる?」

B「なにそれ?ゲーム?」

A「なんかやばいんだってSEXって。親の前とかで言っちゃいけないらしいよ。」

B「うわーなにそれめっちゃ気になる!」

僕もBと同じ気持ちでした。親の前で言っちゃいけないってなんだそれと思い、家に帰ってこっそりパソコンで調べてみました。それがエロを知ったきっかけでした。

そこからはシンプルにエロが気になったのです。エロいとか下品とかムラムラするとかじゃなくてなんであんなことして子供が出来るのかが気になってしまったのです。

そんな探究心を持ち続けて中学生一年の春、周りのみんながエロについて話してるんですけど、僕は心の中でこう思っていました。

「え?そんなことも知らんの?常識じゃん?」

そこで昼休みに教壇に上がった僕は男子限定でエロの授業を開講しました。ここがこうなっていてこれをこうすると…みたいな。

そんな僕につけられたあだ名は博識な池上彰をもじって下神彰でした。なんとも不名誉。

でもね、エロってすごいんですよ。踏み入った内容だからこそ初対面の男子と一気に仲良くなることができます。現に高校二年の時に初対面の男子にエロ話をふっかけたら一気に仲良くなりました。

ただ言葉のチョイスには気をつけて下さい。中一の夏、休み時間の時に女子から「何かエロい言葉教えて!」と言われて調子に乗った僕は「マ○汁!」と言ってしまいドン引きされました。あの時はごめんなさい吉田さん。』

 

〜追記〜

さすがに◯ン汁は無いわ。

 

 


【ニョロ助】東海オンエア&動物集1【animal】

 

僕は今猫を飼っています。飼うというより住んでいます。

三代目となる猫の名前はレオと言いまして、僕が名付けました。

高校一年生の時、幼稚園からずっと一緒だったシーバという猫を亡くし、冷たくなった亡骸を抱きながら泣き叫んだ記憶があります。

それから1年後、高校のホームルームが終わって廊下で友人を待っている時に別のクラスの友達が僕に「お前猫好きでしょ?動物病院で預かってるんだけど飼わない?」と言われ、秒でOKしました。

うちにはおばあちゃんがいて、おじいちゃんに先立たれてから日中一人だと寂しいという理由で飼い始めた猫、三代目となる猫を迎えに行った時に動物病院の先生から言われたのは、もうすぐで保健所行きだったという話でした。

ペットは家族の付随物ではありません。家族の一員です。寿命が短いからこそ、たっぷり愛情を注いであげてください。ペットを飼っている方、飼おうか迷っている方、早く来るであろう別れを覚悟するのは大事ですが、その分愛を注ぐことを約束してください。

動物虐待のニュースなどを見ると本当に悲しくなります。彼らにも痛い、辛い、そういった思いはあります。こちらの言葉が通じなくても、優しく触れてあげるだけでいいんです。可愛いねって、そう言って撫でてあげてください。声じゃなく温度で伝えてあげてくださいね。なんか泣きそうだからここまでにしておくわ。

完全に蛇足で申し訳ないですけど僕は都内を運転中に道路のど真ん中に鹿が出てきたことがあります。

 

〜追記〜

鹿は怖いよ。

 

 


【陸上部トリオ】てつりょうゆめ集1【S2×M1】

 

僕は毛が薄いです。


【閲覧注意】ヒゲが濃い人薄い人、生える量は一日でどれだけ変わるの?

この夕闇の動画を見ていてふとそう感じました。

2人は8時間でそこそこヒゲが生えたなんて内容でしたが、千葉の最終結果のあのヒゲの量、僕4日かけないとあそこまで辿り着きません。

つまり朝起きてヒゲ剃るなんてやったことないのです。数日経てば人中にヒゲが30本ほど微かに生えますが、顎ヒゲに至っては2週間経っても4本しか生えません。ヒゲ剃るの1ヶ月に2回とかです。これで成人男性っていうんだからひどいわ。男性ホルモンが足りねぇ、ワッキー助けて。

すね毛に至ってはふくらはぎの上半分から足の付け根まで、産毛しか生えていません。いや、言葉変えたらハゲよマジで。

でもこれには理由があります。すね毛生えたての中学生の時、学生ズボン履くとすね毛が擦れて発疹か?ってレベルで痒くなったんです。勉強なんて集中するどころか歩くことさえできないレベル。だから止むを得ず剃り続けたところ、全身の毛が薄くなってました。腕毛なんて渋谷ジャパンと比べたら下の下の下の下の下の下の下の下の下。

ここまで毛がないとか言っておきながら、陰毛と尻毛はびっしりです。皆さん、平等ってなんですか?

 

〜追記〜

割と気にしてます。僕の太ももは20数年間1本も毛が生えていません。ざけんな。

 

 


【妊娠しない】東海オンエアイケボ集1【イヤホンはしよう】

 

クリスマスでしたね。

2日間車で500km以上移動しました。これがまぁしんどい。体バキバキ。

クリスマスイブの夜からクリスマスの夜中にかけてを性の6時間だなんて言います。ラブホ満室みたいな。

「ラブホテル泊まりやがって、セックス三昧か!性の6時間満喫か!」という方、少々お待ちください。

女性には生理というものがあり、もしクリスマスの2日間生理が被ったのであればセックスはできません。てかしちゃダメです。相手の体調考えようね。

しかし、だからこそラブホテルに泊まりましょう。

まずラブホテルは裸でいちゃいちゃする場所ですが、それ以外にも色々遊べるんですよ。

部屋によってはダーツ、カラオケ、PS4、プールや滑り台がある場所もあります。

さらにラブホテルにあるテレビ、まぁもちろん大量のAVが内蔵されているんですけど、それだけではありません。

邦画、洋画、ドラマ、お笑い芸人のDVDもてんこ盛り。そして場所によってはウェルカムドリンクというものもあり、無料でビール飲みながら好きな子とお笑いのDVDを見て大笑い、どうよ。ラブホテルで性の6時間をセックスせずに楽しむ。さらには普通のホテルよりも部屋の内装は豪華で安価。これね、女性も男性も覚えておいた方がいいよ。エッチだけじゃないのよ。

まぁ僕はしっかりとエッチしましたけど。

 

〜追記〜

これ割と大事というか。ラブホテルって本当にエッチなことするだけじゃないんですよ。相手がいるからエッチなことしたくなるだけで、1人で行ったらただの天国だよ。無料でビール頼んでフカフカの椅子に座って大画面で好きな映画見れるんだから。まぁエッチするに越したことはないけど。

 

 


【三位一体】てつしば虫集1【リーダーfeat パパ、元教師】

 

僕は官能小説が大好きです。

「あ、スケベだ!」という方、「そんなんで抜けるか!」という方、少々お待ち下さい。

エロ漫画とは違うんだよね。ま◯ことかギンギンのち◯ぽとかそういうお下品な言葉をどう上品な言葉に言い換えるか、そこからどこまで読み手のエロスを掻き立てるか、ここがいいんです。これ伏せ字にしないと年齢制限かかるとかそういうのあるのかな、一応伏せておくけど。

「うわ、こんな生々しくてエロい状態をこんな綺麗な言葉で…すごい…」という感想になるわけですが、中には「ん?」っていう言葉もあります。

ま◯こ→カトリーヌ嬢

クリ◯リス→ターボスイッチ

陰毛→モヒカン族の頭髪

ペ◯ス→いけない張本人

いや…ええ?まぁいけない張本人は不倫ものだったらまだ分かるけど、カトリーヌ嬢って誰だよ。ターボスイッチはもうロボット漫画やん、陰毛に至っては同じ毛じゃん、黒く畝る針金とかじゃダメなの。それにモヒカンの毛がイン毛ならゆめまるどないやねん。

まぁ今のを例文にすると

「君のカトリーヌ嬢と僕のいけない張本人が抱き合っているよ、モヒカン族の頭髪に隠れたターボスイッチをいじってあげるね。」

こんなんで抜けるか!

 

〜追記〜

これ自分でもよく書けてるなぁと言いますか。今じゃ官能小説13作品も書いてますが、この時は色々隠語を調べたり石田衣良さんのsexという短編集を読んでいただけなので、隠語だけ調べてびっくりしました。これは我ながら良いオチだな。

 

 


【岡崎のゴーイングメリー号】てつやとファンカーゴ集

 

皆さんは煽り運転したことありますか?そうですか、あるんですね。

僕は煽られたことがあります。友達が助手席で僕が運転していて、後ろからあれがやってきたんですよ。そう、プリウスがね。

やたらと車間距離が近くて、二車線だったんですけど隣について並走して前に出てきてスピードを落としたり、友達とまぁ笑いながら「これが煽り運転かぁ~」なんて言ってました。

あの状況って周りが避けていくんですよね、まぁ割って入る事なんてないだろうけど、煽ってる側と煽られている側以外誰もいなくなるわけですわ。これどうしようねなんて話していて、ひらめいたわけです。

たまたま走っていたのが地元だったんですよ、なのでどこに白バイが待機しているとか分かるんですわ。一時停止してるしてないを取り締まる場所があって、T字路の上の部分が一時停止で、下の棒のところに白バイがいるんです。なのでその一時停止までアクセルを踏み込んで、煽り運転の車を引き離しました。もちろん法定速度だよ。

そして僕はしっかりと一時停止をして進んでいきました。案の定距離が離れた向こうは一時停止を無視して、僕らの前に割って入ってきたわけです。

もちろんウーウー聞こえてきて、前の車は白バイの指示で路肩に止まりました。そこで追い越す瞬間に見たんですけど、やっぱり煽り運転する人っていいおっさんなんですよね。怖いよね、なので友達と一緒に追い越す瞬間に中指立ててやりましたよ。最後にこっちが煽るというね。ざまぁみろあのジジイ、こちとらゴールド免許じゃ。ドリフトでもしてやればよかったかな。

 

〜追記〜

これは生まれ育った町じゃなかったらだらだら煽られていたかと思います。たまたま場所が地元でどこに警官がいるか分かっていたから良かったものの。触らぬ神に祟りなしならぬ、触らぬチンカスに祟りなしですね。うーん、何が言いたいんだ。

 

 


【東海オンエア】個人的に好きなテロップ集2

 

まとめ動画を投稿して1年が経ちました。1周年というやつです。だからなんでしょうね。

1年で90本のまとめ動画(限定公開動画含む)、総再生回数3300万回を記録、本家に取り上げられる、色々なことがあったなぁ。

というわけで、よく父親がシコってる場面に遭遇してめちゃくちゃ気まずいみたいなエピソード聞きますよね。

でも俺ないのよ。うちの父親は沖縄旅行の車内でナビの画面を指差して「漫湖だって~w」っていうのが1回あったくらいです。それ以外は大して面白くもないグラビアアイドルを見て「こいつ乳でけぇだけやん」って言うくらいです。

でもある時、とんでもないものを見つけました。

自分の部屋にある学習机の2段目、ここは父親の会社の資料的なものが閉まってある場所なんですが、そこにはコピー用紙もあるんです。僕はある時、テスト勉強のためにノートをコピーしようとして、そこを開けました。

そこに何故かDVDケースがあったのです。なんだろうこれはと思って覗いてみると、なんの記載もイラストもないディスクが数枚。なんだ別に普通か、そう思って何となく3枚目のCDを見て、僕は思考がフリーズしました。

真っ白なディスクに父親の字で

「コクリコ坂」

と書かれていたのです。ジブリなんて毛程も興味がない父親が、こんなタイトルを付けるはずがありません。

すぐに見ました。そうです、もちろんあの作画のいいアニメーション映像は映し出されません。だからこそどんなエグい性癖なんだと思って見たんです。

ただおっぱい揉んでるだけだった。こんなんで抜けるか!!!!!!乳でけぇグラビアアイドル好きだろ!!!!!!

そんなことを言えずに早8年、今ではそんなAVでも抜けるから老いというものは恐ろしいものですね。なんだこれ。

 

〜追記〜

これの何が恐ろしいってどんどん「こんなんで抜けるか!」っていうので抜けるようになっているってところなんですよ。太ももとか。

 

 


【クシシ】東海オンエア神噛み集1【ウーウ♪】

 

僕も結構噛む方です。でもなぜかそのまま伝わります。あれ俺に優しくして指摘してないだけなのかな。だとしたら申し訳ないな。

言い間違いの方があったりします。単語を勘違いしてたみたいな。

高校一年の夏にオーストラリアにホームステイしに行った時なんですけど、家族と友達にお土産が買いたかった僕はホストマザーにお土産屋さんに行きたい的なことを拙い英語でなんとか伝えようとしました。

まぁバカだしなんとか覚えている単語や文法を駆使して伝えたんですけど、何回言ってもホストマザーは首を傾げて心配そうな目で僕を見つめたままでした。

単語は合ってるだろうから文法間違えてんのかなと思って何度も訂正したんですけど何も伝わらず。それを翌日引率で来ていた先生に報告したんです。

お土産って英語でsouvenirって言うじゃないですか。でも当時の僕はお土産を英語でsuicideと勘違いしていたんです。つまり僕はホストマザーにずっと「I want to go suicide shop!」(私は自殺の店に行きたいです!)と言っていたのです。

文法の問題じゃないよねこれ、そりゃ心配されるわ。結構イキイキした表情で言ってたからなおさら心配されたのかもね、散々それを伝えた夜トイストーリー見せられたもん。

なので友達が噛んだり言い間違えたりしてたらすぐに指摘してあげましょう。さすればあなたは命の恩人になって永遠に感謝されることでしょう。

 

〜追記〜

これはマジで末代まで語り継がれるすべらない話ですね。

 

 


【日常】東海オンエア控え室個人的名シーン集3【スルメ】

 

みなさんにはアレルギーとかってありますか?

僕は愛猫家なのに動物の毛のアレルギーとかあるんですけど、それはまぁメジャーですよね。

僕インフルエンザとかのワクチンのアレルギーなんですよ。

なのでインフル流行っても予防接種受けられないんです。

小学生の時に打って一時間くらいで全身に発疹。ポコチンの裏まで発疹ですよ。

それで病院行ったものの原因不明でたらい回しにされ、東大附属病院に行ったんですけど、ワクチンの中にある薬やらなんやらを腐らせないために入っている防腐剤?的なもののアレルギーらしくて、どうしてもワクチン打ちたいなら半年間入院、もしそのまま知らずに打ったらアナフィラキシーショック的なのでお陀仏だそうです。インフルの方が楽やん。

つい最近東海の中でもインフル学級閉鎖あったじゃないですか、あの期間中僕の家族全員インフルだったんです。ワクチン打ってるのに。

そしてワクチン打ってない僕は何事もなく生きて患者全員分のおかゆ作ったりしました。

何事も気からだなと感じました。インフル流行ったらシーボさんになった方がいいですね。

 

〜追記〜

これ本当に死ぬらしい。だから僕のことを「ゼッテェコロス」と息巻いている方は僕を拘束してワクチン打ってみてください。泡吹いて死ぬんで。

 

 


【日常】東海オンエア控え室個人的名シーン集2【ぱんかいせん】

 

友達とLINEとかで会話している時にふと思ったことあるんですけど、例えば

A「○○ってどういう意味?」

B「あーそれなんかの四字熟語じゃなかった?」

A「調べて笑」

お前が調べろや。

おっとつい口が出っ歯になってしまいました。低評価10万いっちゃう危ない危ない。

でも思うんですよ、今お前が持っているスマホGoogleというメジャーな検索ツールで調べられるんだよ?LINE閉じて調べるのに1分かからんよ?なんならこっちが秒で返信できるわけじゃないんだからそっちの方が100倍早いよ?知りたがってる内容すぐに知ることできるよ?

そもそもこっちにその質問をしてくる間に調べられるやん、なんでこっちがGoogleにならなきゃいけないんだ?俺はラリー・ペイジか?セルゲイ・ブリンか?

もし今度友達からそういう類のLINEが来たら「モヌリスタ」と返すことに決めました。

そしてこの概要欄を読んで「性格悪いな」、「面白くない寒い」等のコメントをしようとニヤニヤして企んでいる人、君も僕と同類だ。モヌリスタ。

ちなみになんですけどモヌリスタってどういう意味か誰か調べてくれません?

 

〜追記〜

これはマジで思ってる。てめぇで調べろや。

 

 


【and more】東海オンエアコラボ集2【刎頚之友】

 

僕は陰キャラです。俗に言う陰です。

高校二年の時にクラス内で陰と陽が分かれたのですが、なぜか僕を含め友達数人が陽の何人かと対等に話すことができたので、僕らは陰と陽をつなぐ中間管理職になりました。

ようはクラス内で「陰キャラとは関わらんとこ」的な現象が起きないわけです。これって結構理想的なクラスだよね。

でも僕はとんでもない陽キャラに目をつけられてしまいました。Tくんっていう人なんですけど。

陽キャラの中でも一際陽。常にアホみたいなこと言っては陰キャラにダル絡みするみたいな人。もうね、苦手中の苦手。

そんなTくんに目をつけられてしまったんです僕。最&悪。

両親に買ってもらった僕のG-SHOCKを見たTくんは「なにそれ!かして!」と半ば強奪に近い形で取られました。

無許可で何やらいじってるんですよ。早く返せよ細目日サロと心の中で叫んでいたらピピーとG-SHOCKから音が鳴りました。

そう、動かなくなったのです。「あれ?動かねぇよこれ」と言ってTくんは飽きてしまったのか、時が止まったG-SHOCKを返却して陽の中に戻って行きました。

象に踏まれて死んでくれないかなと三週間思いました。市原ぞうの国って象の貸し出しやってるかなとも思いました。

自分が陽キャラだと思っている人。頼むから皆が皆お前みたいに人の心にずけずけと入り込んでいけると思うなよテメェ。象の鼻で首絞めるぞコラ。

自分が陰キャラだと思っている人。G-SHOCKを学校に持っていくのはやめましょう。時が止まってしまいます。

もし陽キャラに腕時計を渡して時が止まってしまったらすぐに銀座に行ってユリスナルダンを買いましょう。

 

〜追記〜

おいTくん、お前の元カノ今子どもいて幸せそうだぞ。フラれてざまぁみろ。

 

 

さぁここからは僕が普段思っていることを文字に起こしていきたいと思います。

 

 

何故男は女の胸を見るのか

 

皆さんは街中で、腕が足よりも長くて何故か黄緑色で時折泡を発している人を見かけたらどうしますか?必ず見ちゃいますよね。

では何故そんなクソきもい腕を見てしまうのか。

それは、自分の腕がそうじゃないからです。

要は自分の腕は普通なのに、あの人の腕は何かおかしい、人と違う、と思った時に人間はそこに目が行くんです。

これは女性の胸にも通ずる意見だと思います。

男性の胸は膨らんでいません。ブラジャーとかつけません。なので日頃すれ違う女性の胸が大きいと、自然と目がいってしまうんです。だって自分には無いもの。

お尻が大きな人にも目がいきます。だって自分のお尻がどれほどのものか知らないんだもん。

 

ここで女性の皆さんは「ええ〜言い訳maybe〜」と思うでしょう。では例を挙げてみます。

街中で前から歩いてきた男性のオティンティンがパンパンにデカくてめっちゃズボンにテント張っていたら、見ませんか?

これは女性にオティンティンが付いていない、さらに自分が過去に見てきた男性のイチモツよりも大きい、そのために見てしまうんです。だって真っ白な地面に丸い金色のクレーターが出来てたら見るじゃないですか。つまり自分には無いもの、今まで見たものの中で規格外のもの、自分も持っているけれど自分よりも大きいもの、つい目立っているように見えてしまうもの、これは仕方の無いことなんです。だから僕が街中で目を光らせながら女性の胸を凝視しているのも仕方ないんです。これは違う?そうですか。

 

 

いや、聞いてないけど。

 

時折動画のコメントなどであるんですけど

「いや何、お前の意見知らんわ…。」

というものがあります。例を挙げるとこちらの動画。


【機転】頭の回転早いてつや集1【秀逸】

これサムネイルのてつやなんですけど、納豆を反時計回りに混ぜているてつやをとしみつが指摘して、虫さんが「普通時計回りでしょ」と些細な派閥が生まれます。そしててつやが「右手だったらこっちの方が楽じゃね」と言いますが、虫さんはこう返します。

「じゃあお前”の”っていう字書く時書きにくいなと思いながら書いてんの」

と煽ったところ、てつやがさすがの返しを見せるわけですね。

「じゃあ絶対時計回りで0って書けよこれから」

はい。素晴らしい。これを見てこの動画を作ろうと思ったくらいですから。

 

しかしこの動画にちょこちょこ、こういうコメントが来ます。

「俺0時計回りで書くwww」

「は…?俺時計回りで0書くんだけど…まじか?」

いや、聞いてねぇ。

 

イチローが「こういう素振りをしたらここの筋肉が使われないので、やめたほうがいいです」って言って「いや、俺その練習法なんすけどwwww」って言われたらどう思うよ。リアクション取れないよ。「お、おう…そうか…。」ってなるよ。

 

あとこれ以外にもこういうコメントがあります。

「そんなに頭の回転早いって感じしない。」

「別に回転早くないだろww」

いや、聞いてねぇ。

 

インターネットで多いよね。皆でキャッキャッ楽しくしてるところにいきなりぐんと割って入ってきて「イヤオレハソレオモシロクナイトオモイマスケドハイ」みたいな感じで

「皆と逆を行く俺カックイイ〜〜!!!!!!」

みたいな。うん、聞いてねぇ。

よくこれを指摘したりすると「いや、動画を見た上での感想なんだから、回転が早くないと思ったってよくね?」と言い返してくるでしょうが、皆が「回転早い!」って盛り上がっているところにそれを言う必要がありますか。僕が「別に頭の回転早くはないだろ…」って思ったら動画閉じますよ。わざわざコメントにするってことはドヤ顔したいんでしょ。マジで聞いてねぇ。

 

 

意外と1万字超えたのでこれくらいにしておきましょうか。僕は今からえちえちな気分になりながらえちえちな官能小説を書こうと思っているので。

https://estar.jp/users/323171862

こちら是非読んでみてね。

 

東海オンエアのまとめ動画を作っているLilyからお願いです。

どうも。普段東海オンエアのまとめ動画を作っているLilyです。

 

https://www.youtube.com/channel/UCxnmd646pQOOvgVZ3ZQlz4w?view_as=subscriber

 

これを読んでくださっている方はおそらく東海オンエアを知っている人、だと思います。あとは僕のフォロワーさん、Lilyというまとめ動画を知っているという方。でしょうか。

 

普段はふざけたブログを書いたりしているのですが、今回ばかりは悩みというか、それを話したいと思います。なのでいつもより真面目になるかと思いますがご容赦ください。

 

 

2018年にチャンネルを立ち上げ、現在チャンネル登録者数は約7万4000人。これは凄いことです。

メンバーそれぞれをテーマにした動画、グループ内のペアをテーマにした動画、その他にも様々な動画をあげています。

さらにTwitterは約1000人以上の方々がフォローしてくださって、ありがたい限りです。

 

ですが僕は普段からもやもやしていることがあります。

 

質問箱というアプリでこのような匿名の質問がありました。

「恐れ多くて普段は話せませんが〜」

というような内容でした。

 

さらに度々動画のコメント欄などで

「Lilyさんは東海オンエアファンの代表!」

などという意見も目立つようになりました。

 

ここで断言します。僕は東海オンエアのファン代表になったつもりはありません。

古参だとか、新規だとか関係なく、僕は東海オンエアのファン代表ではありません。

 

僕のチャンネルが伸びたのはたまたまです。

 

普段から東海オンエアを見ていて、関連動画にまとめ動画がちらほら表示されるようになりました。でも僕は全く見ることはありませんでした。これらを見るなら本家見たらいいじゃん、という意見でした。

しかしある時何気なく作ってみよう、好きなシーンを切って貼って載せてみよう。と思いまして動画を作り、投稿しました。最初は大して再生回数もいかずに3本くらいで終わるだろう。そう思っていました。

しかし思った以上に動画は伸び、チャンネル登録者は1000人を突破、さらに10万回を超える再生回数の動画も増えるようになりました。

やがて東海オンエア本家に取り上げられたりということもあってか、徐々に伸びていきました。

そうです。僕が努力した箇所はどこにも無いのです。

 

勿論の事ながら、僕は東海オンエアが大好きです。

だからまとめ動画を作って広告を貼ってお金を稼ごうということはしません。むしろそういう人は嫌いです。

ただ僕は東海オンエアに関する努力を何もしていません。

 

よくTwitter上で東海オンエアのイラストを描いて投稿し、やがて本家にいいねを押されたりリプをもらったりしている方がいらっしゃいます。ご自身で描かれた絵をTシャツにしてプレゼントしているというツイートも見かけます。

ああいう方々は才能と努力があります。とても素晴らしい事です。到底真似できません。

 

僕に才能はありません。

 

よく動画の編集を褒めてくださる方々もいらっしゃいますが、あれは誰でも出来ます。何故ならMacbookに元々入っているiMovieという動画編集アプリを使っているからです。簡単に出来るという事です。よく「本家の再生回数に貢献しているからお金をもらってもいいよね」という意見もありますが、才能と努力がない自分に貰う権利などありません。

 

以上の事が分かって頂けた方に、改めて言います。

僕は東海オンエアのファン代表ではありません。

 

何となく始めてみたらちょろっと名が知れただけの凡人です。

 

性格上卑屈でネガティブなのですが、決して自分を卑下しているわけではありません。

 

だからこそ僕からのお願いを聞いてください。

 

好きなように話しかけて欲しいんです。

 

「ここのてつやかわいいよね!」「ここのしばゆー面白いよね!」など、動画の感想でも何でもいいです。気軽に話しかけて欲しいんです。

 

僕は中学生の時にいじめを受けました。

殴られ蹴られ暴言を吐かれ、さらに小学校6年間友人だと思っていた人たちが一斉に僕を無視したり、はたまた暴言を吐くようになりました。中2の夏に自殺を図って失敗してしまったのはいい思い出です。

この影響で、僕は現実でうまく話すことができなくなりました。

いじめの黒幕?が、当時片思いしていた女子生徒だったということもあり、女性と目を見て話すことがほとんどできなくなりました。病院に行くと親にバレると思ったので行っていませんが、おそらく心の病気なんだと思います。

 

だから、インターネット上では話したいんです。

 

顔も名前も知らない人でも、同じ好きな人たちについて語って、っていう。これは僕のわがままに過ぎませんが、話したいんです。

 

女性と話したい、という気持ちもあります。それは決していやらしい意味ではありません。

 

病名があるのかどうか分からない自分を治そうと、僕も努力しました。

中学卒業前になんとか色々な女子生徒と話しておかないと、高校に上がったらどうしようもなくなる。そう思って頑張って話しかけるんです。

でも無理なんです。

僕は複数の女子生徒と話し、限界を迎えました。トイレで吐いてほんの少しの間だけ気を失ったんです。

 

 

決して「僕のリハビリに付き合ってくれ」等というバカみたいな提案をしているわけではありません。

ただ、気軽に話しかけてください。

 

もしかしたら通知などで埋もれてしまったり、何故か不具合で表示されないといった事があるかと思います。こればっかりは僕の端末が原因だと思います。

ただそうなった時は、しつこくてもいいので話しかけてみてください。もし「いや気に入らねえわこいつ」と思っていただいたらフォローを解除していただいても構いません。

 

ただもし、これを読んでくださる方の中で、1人でもLilyというまとめ動画を作っている人と話してみたいという方がいらっしゃるのであれば、Twitterで話しかけてみてください。僕は東海オンエアのファン代表でも何でもありません。ただあの6人組を応援している人間です。皆さんと何も変わりません。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

推しがいる人は是非読んでほしい。

どうも、ストロングゼロを愛飲しているにも関わらずほろよいのハピクル味を飲んでみたら意外にもハマってしまうところだった危ねぇと思っているおじさんです。

 

僕の名前はLilyと申します。リリィ。名前こそあれですが男です。この間髭を剃りました。

 

そんな簡易脱毛を済ませた僕には推しがいます。

 

推し

読み方:おし

人やモノを薦めること、最も評価したい、応援したい対象として挙げること、またはそうした評価の対象となる人やモノなどを意味する表現。

(weblio辞書より引用。ていうか推しが辞書に載ってるのね。)

 

はい。僕で例えると、嵐の二宮和也様が大好きなので、僕にとっての推しはニノ様に当たるということですね。

 

この表現方法は当初アイドルグループに在籍している人に対して使われていた気がしますが、最近は幅広いジャンルで推しという表現が使われています。YouTuber、バンドマン、ラッパー、アニメキャラクター、舞台役者、etc…

 

僕だって色々推しがいます。それに関してはこちらの記事を読んでみてください。

xmusic.hatenablog.com

 

そんな僕は最近「ん?」と思うツイートを見かけたんです。あれよ、誰かがいいねしました的なやつ。あれいるのかね。まぁでもあの機能があったおかげで僕は推しについて考え直すことができました。礼を言うぜ。

 

ツイートの内容こそ覚えていないのですが、どうやらその方はCreepy NutsのR-指定さんが大好きらしいんです。僕はクリーピーに関しては結成当初から大好きなので、「いいよね!」と思ってツイートを読んでみると

 

「曲とかバトルとか全く分からないけどRさんかわいい!」

 

おお…ええ…まじか。と思いました。

R-指定さんはラッパーです。DJ松永さんと2人組みで、今年の秋には武道館でのワンマンツアーも予定しています。

そして彼は即興の口喧嘩(例え方が思い浮かばず口喧嘩と称しています。)、MCバトルを競う日本最高峰の大会、UMBで前人未到の3連覇を成し遂げた絶対王者テレビ朝日の深夜に放送されているフリースタイルダンジョンという番組においては、挑戦者を迎え受ける、名だたるラッパーたちの上に立ってラスボスを務めております。要は今イケイケなラッパーってことです。相方のDJ松永さんはDJの技術を競う世界大会で昨年世界一位を獲得しています。

 

いやね、ラッパーに推しという表現を使っていいのかという議論は意外とあるんです。ただ僕は賛成派です。誰をどういう名称で応援しようとその人の自由ですし、以前まで僕はニノ担と言っていましたが、今はもう推しと言っています。

 

さらにRさんが可愛いという意見は、正直同意します。髪こそもじゃもじゃで髭面ですけど、意外にも目ぱっちりしていて肌も綺麗だし、話している時の物腰が柔らかいんですよね。なので可愛いという意見は僕としてはセーフです(?)

 

ただ。

「曲とかバトルとか全く分からない」

ここが引っ掛かったんです。

 

Rさんは自身で書いている歌詞、ものすごく様々な要素を詰め込んでいます。韻を踏む技術にも長けています。要は歌詞のセンスがとても高い。

さらにバトルでいうと、即興性が高い。

つまり彼は歌詞、バトル、どれも素晴らしいんです。

 

なのにそれを分からない、え?

 

いやもちろん知識量としての話だとするならば僕が今マウントを取っているようにも見えるでしょう。ただ違うんですよ。

 

 

ここからは僕の個人的な意見です。

 

 

アイドルの主力武器は何だと思いますか?

 

 

僕はだと思っています。

 

イケメン、可愛らしい、それだけではなく髪型や肌の質もそうです。顔めっちゃかっこいいけど髪ボサボサでニキビ吹き出物だらけだと「うーん…」と思うでしょう。だからアイドルのメイン武器は顔だと思うんです。

そこに付随、サブ武器として歌唱力、ダンス、演技力、その他諸々が合わさります。

現に「このアイドル知らなかったけどドラマ見て好きになった~」という方もいらっしゃいます。それは付随のサブ武器である演技力が入り口となったわけですね。

 

顔は非常に分かりやすいです。だって見えてるし。ぱっと見でイケメンだ、かわいい、と思うならそこがあなたの入り口となります。玄関です。随分おしゃれな玄関だなぁと思って中に入ると、リビングには演技力という名の高価な壷、歌唱力という名のお洒落な絵画、ダンスという名の洒落た内壁。

窓の外から「あの壷良いなぁ」と思ったのなら、そこが入り口となります。入り口は様々です。

 

何が言いたいかって、アイドルをどういう理由で好きになったとしても全員が最終的に顔へと行き着くんです。だってあまりいないでしょ、「顔は嫌いなんだけど演技力がいいから推し!」って。

 

 

では、ラッパーの主力武器は何だと思いますか?

 

 

僕は歌詞のセンス、ラップの仕方、バトルにおける即興性だと思っています。

 

もちろんMCバトルには参加せずに楽曲のみで活躍するラッパーもいますが、今回はR-指定さんを例えに挙げているのでその3つとします。

 

Rさんがドラマに出ていて、その演技力や顔の可愛らしさを見て「うわ!ファンになるかも!ていうかファンになりますた!」と思うことは自由です。入り口は様々だと上記で述べましたから。

 

ただ、彼のメイン武器に関して何も知らないまま「推し!」というのは如何なものかと思うんです。

 

「R-指定って人、ドラマ見て良いなぁと思ったけどラッパーに関しての知識ないんだよなぁ…」

 

という方は、是非そこから知識を身につけて欲しいです。これに関してはよくにわかという表現が使われるかと思いますが、それとは少し違う気がします。ていうかRさんドラマ出た回数1桁だけど。

 

例えば有名な曲、彼らでいう合法的トビ方ノススメという曲。この曲を「大好き!歌詞も良くて~!」という方に対してにわかだという方がいらっしゃるかと思いますが、そこに関しては違うと思っています。だって歌詞が良いって言ってるし。

何が問題って「歌詞も何もよく分からないけど顔が可愛いから好き!」って感想を持つ方が多いってことなんです。彼らの主力武器の知識を知らず、はたまた知ろうともせずに「推し!」という意見に引っ掛かるんです。いやいや顔が可愛いのは分かるけど、彼が武器としているのは顔じゃなくてラップ!ということです。

 

伝わったかな。

 

もちろんラップに関する知識はめちゃくちゃ多いです。ここの歌詞があの曲とリンクしていて~ここはこういう意味になっていて~ダブルミーニングで~とかね。確かに難しいです。それは分かります。僕も中学生の時からラップ好きですけど未だに分からないことだってあります。

ただ、ラッパーのメイン武器が歌詞や即興性、つまりはラップの仕方であることは十分に理解しています。

ただその知識が多すぎるが故にろくに調べもせず理解しようともせず顔がいいから推しっていう点が気に入らないのです。付随のサブ武器が入り口になってもいいから最終的にはメイン武器に行き着いてくれよ!少しは知ってくれ!知ろうとしてくれ!!

 

という僕の意見です。これあれだからね、にわかとかそういう以前の問題だから。

 

先ほど羅列したジャンルそれぞれにメイン武器はいくつか存在します。

 

 

YouTuber→面白さ、企画力

バンドマン→楽曲のクオリティー、歌詞、歌唱力、楽器を弾く上手さ

アニメキャラクター→顔、性格、生い立ち(?)

舞台役者→演技力

 

 

もちろん他にも色々あると思います。そしてもちろん顔を好きになっても構わないです。本人の自由です。ただ彼らのメイン武器を全く知らない、知ろうともしない、そのままの状態で顔がいいから推しなんです!って、それは違うでしょう!!!

 

まぁこれは個人的な意見なので「うるせぇ黙れカス」という方もいらっしゃると思います。その人たちに対してわざわざ面と向かって「おい!それは違うやろ!」と怒鳴ることはありません。タバコ嫌いなのに喫煙所の真ん中に行って「くせぇ!!くせぇなぁ!!!」っていうのと同じです。頭おかしいでしょ。つまり関わらなければいいのです。触らぬ神に祟りなし。

ということで僕はほろよいのハピクル味を飲んできます。

処女を売る

〜はじめに〜
前回こちらを書きました。

 

xmusic.hatenablog.com

もうね、楽しくてしょうがない。エロを活字にするの楽しすぎる。ということで第二弾、『処女を売る』。ぜひ読んでください。

 

 

 

 

「もっと、もっと突いて。」
黒坂穂乃美は枕に顔を埋めながら、自ら腰を寄せた。
(そっちから動いたらバランス悪いだろ。)
顔が見えていない体位のため、寺内は舌打ちをしそうになった。しかしここは素直に受け取ろう。そう思いなおして黒坂の尻をぎゅっと掴んだ。そちらから動くならば、こちらはもっと激しく突いてやろう。
セックスは主導権を奪取するゲームだ。幼い頃に小遣いを貯めて購入したゲームにも似たような内容のゲームモードがあった。誰がこのフィールドで主導権を握るのか。セックスも同じようなものだ。こちらが上に立てば後は思い通り。だからこそ少しでも弱い一面を見せてはならないのだ。
「やばい、私いっちゃう。ダメッ。」
今夜だけで何度目の絶頂なのだろうか。握りしめた黒坂の尻が徐々に痙攣を始め、エクスタシーを予感させる。寺内も限界だった。
「俺も。出すぞ。」
射精を予告させる言い方も肝心だった。いくや出そうなどという言葉ではなく、あくまで出してやるという表現が大切だ。
寺内は爪を立てるように黒坂の尻を鷲掴みにして、乱暴に射精した。
「あっ、来てる。いっちゃう。」
どうやら黒坂の絶頂はまだだったようだ。寺内の精液が腟内に流れ込んでいる脈動に近い感覚にエクスタシーを感じるのだろう。全てを吐き切ったペニスにびくんと痙攣が伝わる。内壁が畝って、黒坂は掴んでいた枕を手放して脱力した。
ペニスをゆっくりと抜く。膣口から溢れ出した精液を指で押し戻すと、黒坂はその都度大袈裟に反応した。
「すごいね寺内くん、こんなに激しいなんて知らなかった。」
喉が渇いているのか少し裏返りながら黒坂は言った。中学の同級生といえど大人になれば体は成熟する。精通もしているし、スタミナだって付く。大人になるとはセックスを楽しむ通過点だと寺内は思った。老いて体力が無くなるまでの長距離走、消える前に強く燃える蝋燭の火、もしかしたら今この瞬間が折り返し地点なのかもしれない。そう思うと一夜も無駄には出来ないのだ。同級生、元カノ、風俗、ナンパ、巡り合わせ、性を楽しむのには時間が足りない。妙な焦燥感に駆られながら、寺内柊太は先端に残った精液を拭き取るためにベッドから降りた。

 

週末ということもあってか、寺内がよく通う鹿の子はサラリーマンでごった返していた。皆疲労をアルコールで流そうと必死なって酒に溺れている。寺内にとってはそんなサラリーマンを眺めるのも、この大衆居酒屋の醍醐味だと感じていた。
「それでさ、お前本当に黒坂とやったのかよ。」
少し大きめの円卓にはいかにもおつまみといった品々が並び、その向こうから黄色い歯を覗かせた高梨が言った。中学の時は顔立ちも良くモテていたが、彼自身が奥手であるために彼女は出来なかった。今は生え際も徐々に後退しており、誤魔化すかのように顎に髭を蓄えている。寺内はソフトパッケージのマルボロを手に取って1本抜き、ジッポーライターで火をつけた。酒と揚げ物料理の香りが充満する空間にタバコの煙が加わる。後ろに流した茶髪を撫でながら、寺内は煙を吐いて言う。
「まぁね。そこそこだったけど。68点って感じかな。」
黒坂への点数は今取って付けたようなもので、実際は80点程だろう。彼女に足りないのは謙虚さだ。
「でもあいつにムラムラ出来るかね、俺は無理だな。」
高梨の隣で鳥のなんこつ揚げを啄く向田が言った。昔から地味な見た目だが、最近はお洒落を覚えたようで、私服に遊び心が見られる。それでも髪は無造作なまま平坦だった。そういう所だよ、と心の中で呟きながら寺内は身を乗り出した。
「全く、素人童貞は何も分かってないな。確かに黒坂は中学の時口うるさい奴だったよ、化粧も知らないし髪型も普通でメガネ、常に男子に向かってふざけてるような、所謂恋愛対象外の女子だった。でも大人になったら誰もが自然とそれ相応の魅力を付けるものなんだよ。いいか、人間はそいつに合った些細な進化を繰り返すんだ。何せ、あいつ結構締まり良いんだぜ。」
寺内はそう語りながら黒坂のビフォーアフターを頭の中に浮かべていた。よくあるボブヘアーに少し小さい目、それがメガネで少し大きく見えることでよりバランスが悪かった。鼻はお団子に近く、やたらと口が大きい。お世辞にも可愛いとは言えなかったが、先日再会した時にはがらりと変貌していた。メガネからコンタクトレンズに変えたことで、意外にもバランスのいい顔立ちだったのだと知る。化粧は偉大だ。化粧よりもすっぴんが好きだなんて言う奴もいるが、そこは素直になった方がいいと寺内は感じている。生野菜よりもオリーブオイルで焼いて塩コショウをまぶすサラダの方が美味いに決まっているのだ。テーブルの真ん中を陣取るボウルに入った豚肉のにんにくサラダを一口つまみ、寺内は続ける。
「胸だってDはあったな、揉み心地も良かったし、なんと言っても尻だよ。一見だらしないように見えてしっかりとした弾力があるんだな。足も良い肉付きだし、お前ら食わず嫌いはやめておけよ?」
元気だけが取り柄で、恋愛は全くの無関係といったような黒坂は大人になってかなりの魅力と美貌を持っていた。まだ誰も知らない原石を見つけたようで、寺内は誇らしげだった。派手な音を立ててなんこつ揚げを咀嚼する向田は口に残ったものをビールで流し込んだ。
「そういうもんかなぁ。あいつがやってる所とか想像つかないわ。」
同調するかのように高梨はビールを空けた。
「すみません、生一つ。でもそれにしたって寺内さ、お前どれだけの女とやってきたのよ。」
気付けば長くなった灰を、灰皿に叩き落とした。寺内にとって女性はこの灰と同じなのかもしれない。散々吸って吐いてを繰り返して燃えなくなったらあっさりと捨てる。もちろん今までやってきた女から何度か告白されたものの、寺内は全て断ってきた。ペニスの挿入口を生涯限定するなんてどうかしている。人は同じ飯と飲み物で一生を終えることが出来るか、いや出来ない。誰もが日々違う飯を食べて違う飲み物で喉を潤す。それは食欲を満たすためだ。なら性欲も同じではないか。
「そうだな、総数は覚えてないけど、今月だけで20人は固いな。高校の時の元カノ、今回みたいな中学の同級生、元バイト先の同僚、相席居酒屋も行ったな。何なら紹介してやろうか。」
その誘いに2人の目が輝いた。男が女に弱いように、女も男に弱いと寺内は思っている。
届いたビールに口をつけ、高梨は木製の椅子に背を預けて言った。
「でもなぁ、俺今小島可奈子とやりたいわ。ほら、覚えてる?小学校中学校と同じだった。」
「ああ、いたね。可愛かったなぁ。」
寺内もそれは同意見だった。確か彼女は地元の成人式には出ておらず、思い出せる顔は中学の卒業式の時だ。しかしそれでも記憶に残る彼女は非常に美人だった。
ぷっくりとした涙袋にすらっとした目、少し高い鼻筋はハーフを思わせる。にこっと笑った時に見える前歯の白さは光を全て跳ね返すような輝きがあったはずだ。少し鼻にかかった声、男女問わず誰にでも積極的に話しかけに行くタイプである。
「たださ、小島って今妙な噂があるんだよ。」
高梨はジョッキを半分まで空け、身を乗り出した。木製のテーブルが少しだけしなる。吸い殻を押し付け、寺内も耳を寄せた。
「あいつ、まだ処女なんだって。」
あまりにも騒がしいこの状況が一瞬停止したような間があった。それほど耳を疑う言葉に、向田と寺内は視線を合わせてからけたけたと笑い声をあげた。最初に否定したのは向田である。
「それはないわ。だってあれだけの美人だぜ?それに中学の時とか同じクラスのバスケ部のやつと付き合ってるって噂だったじゃん。」
水滴のついたグラスを傾け、タバコで乾いた喉にウーロンハイを流し込む。向田の勢いに乗っかるように寺内も笑みを含んだ声で言った。
「もし噂が嘘だったとしても、そういう噂が立つ時点であいつは男を知ってるだろ。もう俺たち25だぜ?」
いくら清楚な美人といえど、25年も生きていれば異性との繋がりがあるものだ。もちろん男性との付き合いが苦手という女性なら話は分かるが、小島は違う。それは確信できた。しかし高梨は首を横に振るばかりだった。
「それがさ、福田から聞いたんだよ。あいつの元カノ?の友達が小島と高校の同級生で、飲みの席で言ってたんだって。しかも、自分の処女を高値で売ってるらしいんだ。」
ここまでくると呆れてしまった。何も言わず手だけを横に振り、次のタバコに火をつける。福田は小学校の同級生で、中学高校の時は所謂不良だった。女性関係の多い彼が手に入れた噂なら信憑性は少しあるかもしれないが、それでも寺内は信じていなかった。関心がなくなったのかもしれないと思ったのか、高梨はその話が本当であると何度も口にしている。寺内は諭すように言った。
「いいか。もし小島が処女だったとする。でもこの歳で、あの美貌で、もし本当に処女なんだとしたら、小島の性格に何らかの問題があるってことなんじゃないの。めちゃくちゃ束縛するとか、性格悪いとかさ。セックスに行き着けない何かがあるんだよ。つまり訳あり物件ってこと、夢見んなよ高梨。」
「そういうものか…。」
少し残念そうに高梨は下がった。よほど彼女の処女を信じたいのだろうか。
「訳ありの摩天楼って感じ?」
「言い得て妙だな。」
残念がる高梨も含めて笑い声が巻き起こった。普段であればここで終わってしまう話題だろう。しかし寺内の運命は向田の一言で変わることになった。
「寺内さ。小島とやったら?」
彼女が処女かもしれないと聞いた時よりも少し長い間が生まれる。灰の長いタバコのフィルターを噛み煙を肺に入れ、鼻から抜いて言った。
「お前さ、今これだけ性格に問題あるとか言っておいて、できるか?難攻不落だろ。」
正直今の会話で小島可奈子に会う気はさらさら無かった。やれないと思った女性には不用意に近づかない、それが寺内のルールだった。もししつこく迫って嫌われた場合、そこから自分に対するマイナスなイメージが波及していってしまうからだ。可能性がないなら挑まない、寺内は自分でも驚くほど、意外にも現実的なのだ。遠くの席から野太くも揃った声で乾杯と聞こえる。高梨は周りの声に負けじと声を大きくして言った。
「だからこそだよ。高値の処女をお前が口説いて値切って、一発やるんだ。難攻不落を落とせたらかっこいいだろ。」
確かに、と寺内は思った。妙な噂があるという女を落とせたら自分の遍歴に箔がつくことだろう。この界隈でヒーローのような扱いを受けるかもしれない。少しだけ口元が緩み、寺内は木製の椅子に背を預け、龍のように煙を吐いた。
「いいよ。小島とやるわ。」
寺内の宣言に、高梨と向田は何かに当選したかのように両手を上げた。まだ会ってもいないのに、と思いながら寺内は残ったウーロンハイを飲み干した。自分の前でやれるかどうかに金を賭け始める2人を見て、寺内は考えていた。
どれだけ事情があれど、ワンナイトなら可能かもしれない。要は交際を経なければいい話だ。一段階飛ばしてしまえばゴールイン、意外と簡単なんじゃないか、そう思いながら寺内は吸い殻を灰皿に押し付けた。

 

薄いピンク色の照明が照る中、床の軋む音と甲高く小さな声が小刻みに響く。場所がアパートであるために声を抑えてはいるのだが、どうやらこの状況では意味がないだろう。寺内は真っ赤な羽毛布団の中で相手のウィークポイントを探っていた。
「ダメ…声出ちゃうから。」
田中明日香は同じ小学校で、1年生の時には隣の席だった。中学に上がるとかなりやんちゃな雰囲気になり、彼氏を作っては別れてを繰り返していた。少し前の言葉で言うとギャルというやつだろう。大きな胸の下まで伸びた毛はグラデーションを描くように先端が金色で、スタイルはいいものの丸顔だった。前歯が少し整っていないような印象だが、笑う時には前歯を全面に見せるため、気にしていないのかと感じている。少しだけ控えめな口に平坦な鼻、パッチリとした目が特徴的だった。
なかなかに派手な見た目をしているが、意外にも感じやすいタイプである。サロンで焼いたという肌の上にぴったりと吸い付くように体を預け、黒ずむ乳頭を舌で転がす。左手は彼女の後頭部に、そして空いた右手は彼女の陰核を責めていた。どうやら彼女はこの三点責めが弱いらしいと、体を重ねて数分で知った。
「ねぇ、寺内、いく。」
段々と息の切れた喘ぎ声が多くなる。もう終わりにして良いだろう。ペニスを少し奥へ入れ込んで射精への準備に入る。隣人への配慮を気にしてか随分と声を抑えているが、徐々に声量が大きくなる。
「俺も、出すぞ。」
どうやら寺内よりも先に絶頂を迎えたようだ。膣内がびくんと畝り、ペニスにも刺激が伝わった。絶頂の余韻で寺内は射精した。

 

「あのさ、小島可奈子って覚えてる?」
狭いキッチンで換気扇を回し、寺内は煙を吐きながら言った。布団の上で田中は服を着ずに寝転んでいる。
「あー加奈子ちゃんね。覚えてるよ。」
「連絡先知ってたりする?」
うーんと言って田中は携帯を手に取った。おそらく膨大な連絡先が入っているのだろう、画面をスクロールしながらぼそっと呟いた。
「何、今度は加奈子ちゃんとやるの?」
バレてしまったなら仕方がない。寺内は一言頷いて言った。灰皿の底にアメリカの国旗がプリントされており、徐々に寺内の生み出す灰で隠されていく。田中はこちらを振り返った。もう恥ずかしげはないのか、秘部が丸見えになっている。
「やめておいたら。噂だけど加奈子ちゃん、普通じゃないんだって。」
ここでも噂だ。寺内は小島可奈子という女性がもうこの世には存在していないのではないかと感じていた。もしかしたらもう小島可奈子という人間はいなくて、皆何かを埋めるように噂を立てているのではないか。それほど小島可奈子という人間があやふやな存在であると知った。
「連絡先送っておいたよ。」
一言礼を言い、寺内は小島可奈子のメールアドレスを眺めた。いいだろう、彼女が存在するのかどうか、そして噂は本当なのか、ベールに包まれた同級生を暴いてやろう。アメリカの国旗に吸い殻を押し付け、寺内は鼻から煙を抜いて決意した。

 

土曜日の昼は人集りで溢れかえっていた。一体これほどの人がどこから集まってきているのだろうか。せいぜい1日にすれ違う人数はたかが知れている。何故人は一度に大きな場所へ集まっていつの間にか去っていくのだろう。
池袋駅東口は大勢の学生や家族連れで溢れている。最早知り合いがいたとしても気付かないことだろう。もしかしたら周囲に自分と肉体関係を結んだ女性が歩いているかもしれない。
「お待たせ、電車遅延しちゃって。」
何百人と様々な声が飛び交う中で、何故自分への言葉だと思ったのかは分からないが、後方からの声に寺内はすぐに振り返った。
小島可奈子は中学の卒業式以来、美貌を保ったまま大人になっていた。涙袋に押し負けていたような目はメイクでぱっちりとしており、すらっとした高い鼻筋は相変わらず綺麗な線を描いていた。真っ赤な唇は光を含んでいる。さらに大人びていると感じたのは髪型だった。鎖骨まで伸びた髪はウェーブしており、1本1本に艶を感じる。
薄い黒のニットに白の濃いレース素材のカーディガン、黒ベースの花柄のスカートは彼女の白い踝まで伸びていた。焦げ茶色の小さなカバンを肩から提げ、白いハイヒールがコツンコツンと音を立てて寺内のそばに近付いてくる。一目見て寺内は確信した。こいつは男を知っている。小島可奈子は処女ではない、そう感じた。
「大丈夫。行こうぜ。」
そう言って2人は青信号を確認し、開けた歩道に繰り出した。
右隣から少しだけ甘い香りが鼻につく。少し鼻にかかった声も変わらなかった。
「どうしたの今日は。いきなり会おうなんて。」
ここは取り繕った返事でいいだろう。
「なんか、急に会いたいなと思ってさ。」
えー嘘だぁ、そう笑いながら小島は細い指で口元を抑えた。反応は悪くない。寺内の記憶が確かならば、彼女は少し天然気質があった。だからこそ素直に、取り繕った答えでいいのだ。
2人は談笑しながら人混みを掻き分けながら目的のカフェへ向かった。大きな交差点を一望できる2階に席を取り、アイスコーヒーとカフェラテを2人で挟んだ。
「寺内くんってさ、普段何してるの?」
風貌がその疑問を生んだのだろうか。茶髪をジェルで後ろに流し、耳たぶには小さな銀色のピアスが刺さっている。顎には髭を整えていた。
「ビューティアっていう会社でアパレルデザイナーやってる。海外のブランドなんだけど、数年前に日本に来てさ。フリーでやってた時にスカウトされたんだ。」
フランスで生まれた、大人の女性を演出するがテーマのブランドだ。ちまちまとフリーデザイナーとして衣服のデザインを手掛けていたが、ビューティアにスカウトされたのだ。やはり女性ならその名前を聞いたことがあるのだろう、小島は両手で口元を抑えて目を見開いていた。
「すごいじゃん、私ビューティアの服何着か持ってるよ。」
今まで肉体関係を結んできた女性のほとんどが言う台詞だった。だからこそ今の仕事が今の趣味に繋がってくるのかもしれない。
「小島は何やってるの?」
スプーンでゆっくりとカフェラテをかき混ぜる。重なる金属音が店内BGMのクラシックに溶けていった。
「私は普通にOL。寺内くんと比べたら平凡だね。」
そう言ってカフェラテを一口啜り、唇を濡らした。白いカップの淵が一部赤くなる。この世界、何が変で何が普通かなんて誰にも分からないだろう。様々な女性と肉体関係を結ぶ寺内が普通かもしれないのだ。アイスコーヒーを啜り、漆色の椅子に背を預ける。元同級生同士の会話が急展開を見せたのは、二口目のカフェラテを口にした時だった。
「寺内くんさ、私の噂聞いたでしょ。」
細い拳が小島の頬を柔らかく押し付け、少し首を傾げた小島が言った。まさか彼女から切り出すことになるとは。少し意表を突かれたが、寺内は一息ついて口元を緩ませた。
「そりゃそうか、分かるよな。」
どうやら場に張り詰めていた妙な線が彼女の一言で切れたようだった。少し口端を吊り上げていた小島は肘をついていた腕を解いて両手を口に持って行った。どうやら笑っているのだろう、涙袋で押し上げられた目が寺内を刺している。
「まぁね。いきなり会おうって言うんだもん。」
こいつは仕方のないことだ。小島はスプーンでカフェラテをゆっくりとかき混ぜながら、視線を交差点に移して言った。信号は赤、大勢の人間が一度に動きを停止している。
「私が処女を売ってるって話だよね。これが本当なんだよね。」
思っていたよりも反応はフランクだった。本当に処女であることに少し驚いてしまい、寺内は言葉に迷った。それを分かっていたのか、小島は何故か誇らしそうに言う。
「私としてはしたいんだよね。周りはもちろんとっくのとうにエッチしてるし、何なら結婚とかしてるでしょ?ほら、4年3組だった紗弥加ちゃん、あの子も結婚したし。」
大学のサークルで出会った男と結婚したと、メールで報告を受けていた。確か原紗弥加は後背位が好きだったなと思い出す。小島の視線が交差点から寺内の腹部に移った。数秒見て、寺内の目にいく。
「寺内くん、私とする?」
このキラーフレーズを女性に言わせるのは寺内のポリシーに反していたが、今回ばかりは仕方がない。セックスまでの主導権は男女誰が握ろうと構わないのだ。ベッドの上で立場を上にしてしまえばいい。
「しようか。いくら払えばいいんだ?」
寺内に援交の経験はない。自分でも意外だと思っているが、セックスまでの繋がりが薄いと燃えないのだ。ナンパをしても必ず1日を空ける、空腹は最高のスパイスという言葉に似ているのかもしれない。小島は残ったカフェラテを全て飲み干して言った。
「それはまた後でね。ちょっとお手洗い行ってくる。」
寺内は少しだけ顎の先を胸に沈め、考えていた。まるでしつこく鍛えられたかのように小島の動作は綺麗なのだ。どこにも隙がない。どうやらセックスまでの主導権は彼女が握ることになるだろう。正直それはそれでよかった。さて、ここからどう動くのか。自分でもこの状況を自然と楽しんでいることを分かっている。青信号になってダムから流れるように動きだす人の波を眺めながら、処女を売る同級生を待った。

 

電車を乗り継いで2人が訪れたのはしながわ水族館だった。東京都は品川区、しながわ区民公園に位置するこの水族館は立地の割に人気がない。正直穴場と呼ばれる場所だ。とはいえ何故小島がカフェを出た後の行き先を水族館にしたのかは、寺内にも理解できなかった。
「ほら、すごい数いるよ。」
小島の指差す先で鰯が群れを成して水中を駆け巡っていた。目的地もなくただぐるぐると彷徨い続ける彼らにとって、これは自由なのだろうか。決してこういう、動物を見世物にする商売が嫌いというわけではないが、寺内は少しだけ疑問を抱いていた。
数多くの水槽に一つ一つ目を輝かせる小島の横顔は末恐ろしいほど美しかった。高い鼻筋が青い光を遮って影を落とし、目には潤いとは違った輝きがある。美形という言葉がよく似合う。このままでは彼女に吸い込まれてしまいそうになる、そんな焦燥感すら覚えていた。
地下一階に向かうと雰囲気はさらに深くなり、深海に来たような錯覚に陥る。それは人の数も相まってだろう。訪れているのは家族連れやカップルではなく、行く宛てのない老人やカメラを趣味にしている大学生、複数の客は見受けられなかった。
全長22m、左右の壁と天井が全てガラス張りになったトンネル水槽は本当に海の中を歩いているようだった。900を越える色とりどりの魚が湾曲したガラスを彩っている。見上げる小島の目も輝いていた。
これも悪くないのかもしれない。寺内はそう考えていた。交際こそしていないがこの状況はデートと言っても過言ではない。周りからはカップルだとみられているだろう。濃密なセックスまではこう言った日常を楽しむことにしよう。
場所はアザラシ館に移った。地上1階の端にある離れた空間は、200トンを超える水量の中をアザラシが縦横無尽に泳いでいる。壁、床、天井がガラス張りで、水中にいる感覚だ。
「すごいよね。数少ないのに圧迫感ある。」
小島の言うとおりだった。1匹が人の身長をはるかに超えており、2人の周りを漂っている。
「ね、寺内くん。」
いきなりぴょんと跳ねて寺内の前に立つ小島は、手を後ろで組んで少ししゃがみ、上目遣いになった。潤んだ目が心の奥底をくすぐるようで、目を逸らしたくなってしまう。小島は言った。
「さっきから気付かない?」
一体何のことだろうか。小島の見た目が変わっているとでも言うのだろうか。何か分からず眉をひそめた寺内を見て、小島は口元を緩ませた。
「分からないかぁ。じゃあ目瞑って?」
無邪気がよく似合う、そんな柔らかい表情だった。一体何が始まるのかも分からず、寺内は言われるがまま目を閉じた。
右手首に冷たい感覚が触れる。小島の指は氷のようだった。ゆっくりと自分の手が移動を始め、指先に布のような手触りがあった。
その時だった。どこからか小さな機械音が鳴った。携帯の振動に近いその音は徐々に大きくなり、それが何か分かった時には寺内の右手に少し濡れた物体が落ちた。
「良いよ、目開けて。」
先ほどよりも媚を含んだ声に、寺内は目を開けた。彼の右手には未だ振動を止めないローターが、彼女の愛液を散らしながら震えていた。もちろん気付いてはいなかった。どうやら布の手触りはスカートを捲った際に触れたのだろう。まず最初に浮かんだ疑問をすぐにぶつける。
「これ、いつから?」
寺内の声はどこか震えていた。それが面白かったのか、小島は小さく笑った。
「カフェ。トイレ行った時に入れたんだ。寺内くんがしようって言った時にはもう濡れちゃっててね。困ったもんだ。」
そう茶化して言う小島は口端から舌先を出してウインクした。彼女が普通ではないという言葉を思い出し、寺内の背に何かが走った。そういうことだったのか、寺内は一息ついて笑った。
彼女がこの美貌で処女なのは、性癖が原因なのだろう。外出先でローターを膣内に仕込む、こんな漫画のような展開を実際にやるのだ。いざ目の当たりにすると一歩引いてしまうという男性ばかりなのだろう。寺内は頭の中を整理するのに必死で何も言えずにいた。おそらく想定内だったのだろう。小島は囁くように笑って一歩前に出た。未だローターは振動したままである。
「びっくりした?じゃあ次は寺内くんの番ね?」
「え?いや、どういう…。」
寺内の言葉は必要ないようだった。先ほど彼の手首を掴んでいた右手が寺内のジーンズのジッパーに触れる。だいぶ慣れたような手付きに、寺内は自分のペニスが硬直していることを知った。1時間前までカフェラテをかき混ぜていた右手がジーンズのファスナーを勢い良く下ろし、熱を持ったペニスが解放される。小島は彼の抵抗が始まる前にペニスを握り締めて摩擦を開始した。
「どう?気持ちいい?」
無邪気な表情は崩さず、小島は彼のペニスを扱きながら、上目遣いのまま言った。2匹のアザラシが2人を鑑賞しているように旋回していく。不思議な感覚だった。水中を思わせる空間の真ん中でペニスをあらわにし、処女を売る同級生に扱かれているのだ。現状と彼女の手付きに、先端は既に透明な液体を漏らしている。小島はそれを亀頭に塗りたくり、潤滑剤のようにして加速を始めた。恥ずかしげもなく、寺内は限界を迎えようとしていた。
「ダメだ、小島。限界だ。」
肌と液体が擦れる音が耳に響く。小島は緩急をつけながらペニスへの刺激を止めない。一体どうしたらいいのか、寺内は別の脳を作り出すように無理やり思考を再開させた。まずこの場で射精はできない。寺内は意外にも野外での性行為を好まない。セックスは醜態を晒す行為である。陰部を晒してみっともなく腰を打ち付けては必死に快楽を得ようとしているのだ、それを見せる相手は同じく陰部を晒している相手でないと自分の価値が下がってしまう、そう考えている。だからこそ今の状況が自分が想定していないものであるため、理解が追いつかないのだ。
これ以上はまずい、どこに射精したら良いのか、一瞬で様々なことを頭の中に巡らせる。しかし体は言うことを聞かない。びくんと脈が大きなアクションを見せ、熱が先端へ集中した。その時だった。
「はい、おしまいね。」
ひんやりとした手にペニスの熱が伝わり、加速が佳境を迎える寸前で小島は手を離した。強い刺激の余韻で思わず寺内はみっともない声を出してしまう。小島はたっぷりと媚を含んだ表情で言った。
「私としたいなら、これからセックスするの禁止ね。オナニーもしちゃダメ。ぱんぱんに精子溜めてよ、約束ね。」
魔性の女、まさにその言葉が当てはまると寺内は感じていた。これからという言葉も引っかかる。俺はこれから小島に翻弄され続けてしまうのか、妙な恐怖を覚えてしまう。しかし彼女の手から離れたペニスは未だ熱を帯びたままだった。濡れた糸が床に落ち、アザラシが悠々と潜っていった。

 

それから数日、寺内は仕事が手に付かなかった。新規プロジェクトを任されているにも関わらず、一向にアイディアが浮かばない。ただ単純に射精を禁止された辛さではなく、彼女の不敵な笑みが離れてくれないのだ。
寺内は自分でも意外だと思うほど、彼女に従っていた。1日の終わりに来る彼女からのメールは射精をしたかしていないか、たったそれだけだ。それ以上の談笑はない。
これではまるで管理だ。ただ良いだろう、ここを乗り越えれば彼女を手中に収めることができる。今は大人しくしておけば良いのだ。
野望にも似た思いが続き、彼女から2度目のデートの連絡が入った。

 

真っ赤なフォルクスワーゲンが低く唸り、都心部を駆けていく。助手席に座る小島は深い青のワンピースを着ていた。腰に咲いたリボン、上半身はストライプのように畝っている。白いレース素材のハイヒールには銀色の真珠が添えられていた。
車窓からビル群を眺める小島は、今も膣内にローターを仕込んでいるのだろうか。ただこの疑問をぶつけるのは愚策である。気にしない、それが大切だ。
大きな車線を這い、2人を乗せた車はららぽーと豊洲に滑り込んで行った。地下駐車場で空いているスペースを探しながら、寺内は言った。
「ショッピングモールで買い物とか随分オーソドックスだな。」
シートベルトが小島の谷間に挟まり、膨らんだ胸が強調されている。彼女は車窓から視線を引き剥がして言った。
「日頃のストレス解消にはやっぱり買い物でしょう。何買おうかな。」
座席の下で足をぱたぱたと泳がせるようにはしゃぐ小島は子どものような無邪気さがあった。膣内にローターさえ仕込んでいなければ普通の女の子だろう。
車から降りて館内に入る。真っ先に服屋へ向かった彼女は浮き足立つようだった。やたらと明るい店内に濃い青のワンピースが溶けていく。男性にとって女性の買い物というのは修行に近い。自分が理解できないジャンルに飛び込んでいくのだ。四面楚歌とはあのような状況を言うのだろう。だからこそ必要になってくるのは忍耐だ。
「これかわいい。ちょっと試着してもいいかな?」
飴色のスカートに胸のワンポイントが目立つシャツを持ち、小島は言った。有無を言わせず試着室へと駆けていく。この孤独な時間も戦いだ。仕切られたカーテンに背を向け、寺内は腕を組んだ。女子高校生や主婦が大勢行き交う。寺内は妙な不安を抱いた。人の多さ、その中にある密室。ローターさえ仕込んでいなくとも何か妙なことをしている可能性は十分にある。だとしたらどうすればいいのか。阻止、参加?女性の声が飛び交う中で寺内は決意を固めた。いきなり主導権を奪い取ってしまおう。よからぬことをしているならばこちらが上に立つことができる。ゆっくりとカーテンを覗こうとした時だった。
「ん?どうしたの。」
勢いよくカーテンが開かれる。踝まで伸びる飴色のスカートの裾を持ち、広げて見せている。カジュアルな服装も十分に着こなしていた。
試着室の隅に脱ぎ捨てられた青いワンピースが妙な膨らみを帯びて置いてあった。どうやら彼女は何もしていない様子だ。どこか安心し、寺内は一息ついて言った。
「似合ってんじゃん。」
「あら、お世辞かな?でも嬉しいよ。」
えへへと笑って首を傾げる小島は満足そうにカーテンを閉めた。調子の狂う女、心の中でそう呟き、寺内は肩を落とした。
それから2人は6軒の衣類店を回った。もちろん荷物は寺内が持った。男に持たせるのはなんか嫌だと小島は言っていたが、それでも寺内は自ら手に提げた。複数の荷物を持って自らに負荷をかけないと、この退屈な時間に呑まれてしまいそうだったのだ。
「いやー、満足。わざわざ付き合ってくれてありがとうね。」
カジュアルな服から大人っぽい服まで、様々なブランドの袋を後部座席に並べている寺内に小島は言った。既に助手席に座っている。
運転席に戻り、シートベルトを締める。寺内はポケットにあるタバコを手に取ろうとして、やめた。
「いいよ、吸いなよ。私煙とか平気だしさ。」
なら、と一言いってソフトパッケージのマルボロを取る。1本抜いて火をつけた。
「それで、次はどこ行くの。」
「申し訳ないんですが、お次も買い物が良いのです…。」
申し訳なさそうにふざける小島に、寺内は煙を吐いて冷静に言った。
「大丈夫なの、金あるの。」
「まぁ電車賃浮いた分もっと買おうかなって。」
思わず笑ってしまった。くわえタバコのまま寺内はエンジンをかけ、豊洲から抜け出した。

 

時刻は夕方過ぎ、◯◯区に入った車は住宅街に入った。彼女の住むマンションの前にゆっくりと車を停める。結果的に彼女は合計11店で買い物を済ませた。女性の購買欲というのは恐ろしいものだ。
「はぁ、すっきりした。やっぱり買い物って楽しい。」
「そいつはよかったよ。」
寺内は途中寄ったコンビニで購入したコーヒーを啜りながら考えていた。ここで家に入り込むのは愚策である。まだ時間をおいた方が良いだろう。コーヒーの苦味を味わっている寺内の隣で、小島が首だけをこちらに向けて言った。
「さて。今日は何があったか、分かるかな?」
この答え合わせは今後も続くのだろうか。ただ寺内はそれも想定内だった。やはり今回彼女が行っていたのは試着室内のことだろう。つまり着替えの最中に何かやっていたのだ。ただ11店となると分母が大きい。しかし小島は寺内の答えを言わせなかった。
「ぶっぶー、時間切れ。答えはこれだよ。」
そう言って彼女は腰に添えたリボンを解いた。ベルトの役割を果たしているのだろう、ワンピースに張っていた線のようなものが消え、緩くなる。そう言ってたくし上げた彼女の下半身には赤い縄があった。秘部を締め上げている縄は足の付け根を這い恥骨を支えているようだった。
「亀甲縛り、これ1人でやったのかよ…。」
SMプレイで見られる緊縛だ。かなり難しいのではないのか。寺内はSMに関する知識があまりない。だからこそ未知の領域がそこにはあった。小島は乳白色の太ももを優しく、ゆっくり撫でながら言う。
「試着した時は全部脱いでたの。だから今日買ったズボンとかさ、もうシミ付いちゃってるよ。」
いきなり彼女の息が荒くなった。ちょうど局部を隠している縄を上からゆっくり、それでいて強く押し込むと、彼女の口から小さな声が漏れた。初めて見る、小島可奈子の弱い一面だ。
「やっぱり結構濡れてる。寺内くん、私がいくところ、しっかり見てて?」
彼女はしっかりと寺内の目を見て言った。寺内自身も目が離せずにいる、だんだんと彼女の目が濡れていった。
「私、クリも中もいけるの。あっ、気持ちいい…。」
ぐりぐりと縄を押し込み、小島は高揚した。眉を下げ、真っ赤な唇が少しだけ開く。そこから漏れる息は彼女が先ほどまで飲んでいたレモンティーの香りだった。助手席がちょうど街灯に照らされ、より隠された秘部が強調される。寺内のペニスはこれでもかと熱を帯びていた。
「鏡の前でしたかったけど、我慢してたんだ、だから…もういっちゃいそう…。」
最早セックスに近かった。2人の視線は途切れることなく、ねっとりと絡んでいる。パンツの前が濡れていた。数時間彼女と普通のデートを行っていたために、余計ペニスから冷たい液体が漏れている。すぐにでも触りたい気持ちを抑えて、寺内は視線を送った。
「あっ、やばい。いくいく。」
鼻にかかった声に艶が加わって、小島は唇を閉じ込めた。目にぎゅっと力を込め、小島は体全体をびくんと小さく跳ねさせた。張り詰めた緊張が解け、彼女は深く息を吐いた。
「はぁ…でもまだ足りないな。あ、寺内くん。これおかずにして今夜しちゃダメだからね?」
そう言いながら乱れた服を整え、彼女は寺内から視線を引き剥がした。今すぐにでも襲ってしまいたい、そんな感情をぐっと押し殺し、寺内はゆっくりと頷いた。
大きな荷物を抱え、マンションのエントランスに消えていく小島の後ろ姿を横目で見ながら、寺内はシートを倒した。マルボロを抜いて火をつける。ゆっくりと煙が上がっていき、どれだけ肺にニコチンを入れても、寺内が作り出したテントは消えなかった。

 

「はい、これどうぞ。」
たまたま平日に会うこととなった小島はデニム生地のショートパンツ、下に濃いデニールのタイツを履いている。フリルの付いた白いシャツは、先日寺内とのデートで購入したものだった。
少しだけ暖かくなった陽気に、小島ははしゃいでいた。どうやら今日は散歩をするらしい。寺内も少し軽装だった。
彼女が渡してくれた水を飲み、2人は歩き始めた。目的地はなく、ただぶらぶらするのみ。コンクリートを踏みしめて、ビル群の下を進んで行く。その間2人は中学時代の思い出話に花を咲かせた。あの教師がどうとか、隣のクラスのあの子はこうだったとか、そんな他愛もない話。気付けば1時間も経過し、徐々に足に疲労が溜まる。
寺内はそろそろかと考えていた。一体本当に高値で買うことになるのか、それとも金はいらないのか。寺内は蓄えた貯金をどれだけの額崩すことになるのかと頭を巡らせていた。
「ねぇ、ちょっとこっち来てよ。」
寺内の着る青いブルゾンの裾を引っ張った小島は爪先を内側にしていた。どこか足をくねらせて少し目を潤ませている。
小島に引っ張られていった先はビルとビルの間に生まれた細い路地だった。反射した太陽の光がどこからか飛んできて、暗い昼の空間が生まれている。大きな室外機を2人で挟み、小島は言った。
「こんなところに人来ないって分かってるから。だからさ、見てて。」
そう言って小島はショートパンツに手をかけ、ゆっくりと下ろした。真っ白な肌がビルの隙間であらわになる。太ももからタイツを引き剥がすのに少し時間がかかっているのか、腰をくねらせながら小島は言う。
「もう限界でさ。目逸らさないで、おしっこしてるところ見てね。」
ようやく拝んだ小島の膣は量の多い陰毛をくねらせていた。大陰唇の端が見えて、寺内のペニスはそれだけで硬くなってしまった。何にせよもう1週間以上ご無沙汰なのだ。それに加えて今まで散々焦らされた彼女の秘部が日常を裂いて突然現れたのだ。柔らかな小陰唇が毛の下に見える。小島はしゃがみ込み、上目遣いで寺内を見た。
「あっ。もう出ちゃう。」
その一言が限界を超えたようだ。何故か音が先行し、コンクリートを尿が打ち付けていった。薄い黄色の液体がグレーを黒に染めていく。寺内にスカトロの性癖はない、ただこの瞬間だけは自分でも驚くほど興奮していた。セックスとは秘密を分け合うものだ。その人が普段見せない感情を晒け出す、より自由に、解放的になることができる。もしかしたら今この状況はセックスと酷似しているんじゃないだろうか。街にいくつもあるトイレという、用をたす以外に使い用のない場所。そこではないこの路地裏で、近い距離で、彼女の秘密を見ているのだ。
「止まんないや…。」
大きな音を立てて彼女から排出されていく尿は寺内の爪先にまで到達した。時間にしてみれば数秒程度の放尿だろうが、寺内にとっては1時間にも感じた。尻をゆっくりと上下に振り、小陰唇に残留した尿を散らす。何故か小島はタイツとショートパンツを履き直すことなく、踝に添えたまま立ち上がった。
「舐めて。クリはダメだよ、おしっこだけね?」
寺内の決意は固まっていた。ここまで来たならとことん従ってやろう、ペニスが彼女の体内へ辿り着くまで。主導権くらい握らせてやろう。
目と心に火が宿ったように、寺内はビルの隙間で彼女の黄色い滴を一滴残らず舐めとった。

 

仕事は休んだ。意外にも職場の人間からは信頼を得ているため、新作のアイディアが沸くまで家にこもるとさえ言えばいい。
ペニスは硬直していない。早く彼女としたいだとか、そういう性的欲求ではない。どうやったら彼女を攻略できるのか。俺は一体どうやったら主導権を握れるのだろうか。
あれから2週間、小島からは何の連絡もなかった。もちろんこちらから追加連絡をすることはない。だからこの忍耐が一番辛いのだ。俺は一体彼女にとってどのような存在なのだろうか。秘部を見せ合い、セックスには達していないものの、ただの友人なのだろうか。様々な思考が寺内を蝕み、何故か彼は数日かけてゆっくりと痩せこけていった。やつれていく彼は部屋の真ん中でタバコを燻らせながら、何もできない日々が続く。だからこそ2週間後、彼女からの連絡が来た時、寺内は携帯に飛びついてしまった。
メールには簡潔な文章のみが表示されていた。
「明日の夜20時、うちに来て。」
いよいよだ、寺内は喜びよりも達成感が勝っていると感じていた。彼女と繋がることができる喜びではなく、ようやくこのゲームを終えることができる、そんな感覚だ。
知り合いのデザイナーに貰った棚の一番上の引き出しを開け、白い箱を手に取った。まだ未開封のコンドームは6個入り。普段ならせいぜい2個ほどしか使わないが、今回ばかりは6個全て使う勢いでいこう。ベッドの上で今までの鬱憤を晴らしてやる。寺内はペニスではなく、意思だけを硬直させていた。

 

記憶を頼りに住宅街を走り抜ける、いつもより強めにアクセルを踏んでいたのは、寺内自身も気が付かなかった。
エントランスの隣にある出入り口へ滑り込み、来客用のスペースに車を停める。7階建のマンションは真っ白な外壁で、周囲の少ない街灯を含んでいた。彼女は7階の端に住んでいる。エレベーターが開き、乗り込んだ。誰も寄せ付けないような早さでボタンを押す。少しがたがたと揺れながら上昇する密室空間で、何故か寺内は息が上がっていた。
点々と置かれた内廊下を踏みしめていく。カーペット素材の床に寺内は沈んでしまいそうな感覚を覚えていた。もしかしたら彼女の元へ辿り着く前に、奈落の底に落ちていくんじゃないだろうか。何か良からぬものが働いて、寺内はこのマンションの外壁に閉じ込められてしまうのかもしれない。そんな不安だけが先行していた。
718号室はマンションの端、このフロアの中で部屋の規模が少し大きかった。インターホンを躊躇いながら押す。はーいと彼女の声がすぐに帰ってきた。
「時間ぴったりだね。」
ピンクがベースになったTシャツには国民的アニメーションのネズミがプリントされていた。グレーのスウェットが彼女の足を隠している。メイクは薄かった。
少し狭い廊下を真っ直ぐいくと広めのリビングにぶつかった。左手にはオープンなキッチン、カウンターのような造りの奥にL字のソファー、向かいにはテレビがあった。その後ろには白を基調としたテーブルが置いてある。
テーブルの右手にある扉は開かれており、暗い隙間からベッドの角が見える。ショルダーバッグをソファーの前に置き、寺内は浅く腰掛けた。
「今日泊まっていきなよ。ほら、ビール飲も?」
彼女の両手には缶ビールが握られていた。もちろん受け取ろう、酒に任せてコンドームを使い切ってやろうじゃないか。口端を吊り上げ、寺内は缶ビールを受け取った。
プルタブを開け、缶を突き合わせる。それから小島がセレクトしたという映画を見ながら、2人は晩酌を続けた。このシーン最高だね、あの役者がいいよね、寺内は何気ない会話を心がけた。
映画評論家が絶賛したと言われるSF作品を見て、寺内はソファーに背を預けた。缶ビールとチューハイを空け、小島は少し酔っているようだった。頬がほんのり赤く、しきりに息をふーと吐いている。
「そうだ、寺内くん。目瞑ってよ。」
なんだろうか、酒の勢いで普通にセックスでも始めるのだろうか。自分でも酒が強いとは分かっているため、少し体を熱くさせたまま、寺内は目を瞑った。
「まだ目開けちゃダメだよー。」
やはり酔っている、声がいつもより大きかった。何かごそごそと物音がするものの、何が始まるのかは分からない。闇を求めているものの周りの明かりが透けている瞼が、一瞬で闇に閉ざされた。アイマスクだ。目を瞑っているのに何故上からアイマスクを被せるのだろうか。
「さ、これは手ですよー。おっきしましょうねー。」
ほんのり温かい彼女の手が触れる。確かにこの状態じゃ子どもみたいだな、そう思いながら寺内はゆっくりと立ち上がった。
寺内は人の家に上がった際、家の内部を記憶する癖がある。それは仕事に生かすためだ。家具や内装からその人の趣味嗜好や感性の上澄みを掬い取り、新作に取り入れる。今までデザインしてきた服がどれも好評なのは、そういった観察を怠らないからだ。これまで抱いてきた女の部屋が仕事に繋がるというわけである。だから今小島が彼をどこに連れて行こうとしているのかはすぐに理解できた。
感覚で分かる。リビングから寝室へ移動し、ぱちんと小さな音がした。以前暗い状態だが電気を点けているのだろうと推測できる。
寺内はベッドに座らされた。そのままゆっくりと押し倒される。仰向けのまま、小島は彼の両手両足を大胆に開かせる。ベッドの上で大の字になって、小島の声が何故か少し奥から聞こえた。
「まだ取らないでねー。」
何の音だろうか。布が擦れるような音が聞こえるも、寺内は考えることをやめた。
少し冷たい感覚が手首と足首に触れる。それが何か気が付いた時には、思考の停止を少し悔いた。ただすぐに切り替えていこう。最終的にこちらが主導権を握ればいい、それだけなのだ。
「さて、アイマスク外すね。」
ぱっと闇が取れた。ゆっくり目を開けると、寺内の上に小島が跨っていた。問題はその服装である。
先ほどまで子どものような寝間着だったにも関わらず、黒く光るボンデージ姿だった。胸を隠す革のような素材からふくよかな乳房が溢れそうで、局部だけをしっかりと隠しては周りの肌を露出させていた。SMプレイでよく見られる拘束具だ。
「手枷足枷にその服か、随分用意周到だな。」
寺内は大の字のまま、手足を拘束されていた。鋭いほど部屋を照らす照明の手前で小島は彼を見下ろしていた。
「私が処女を売っているっていう噂。少し違うんだ。」
そう言って彼女はジーンズのホックを外し始めた。何故かまだペニスは硬直していない。
「20万とか、3万とか、はたまた500万とか。高値で売ったこと一度もないの。お金足りないから私とエッチできない、じゃないの。皆さ、私についてこれないの。」
ジーンズを膝まで降ろし、ボクサーパンツを剥ぐ。ぺたんと腹に垂れたままのペニスが小島の寝室であらわになる。
「エッチって一言にいうけど、色々な種類あるじゃん?SM、スカトロ、寝取られとかさ。それを処女捨ててから知るのと、処女を捨てる前に知るのと、どっちが有益だと思う?」
まだ柔らかいペニスに彼女の唾が垂れる。ひんやりとした感触が剥き出しの亀頭に染みた。
「飲み会も同じだと思うの。自分がどれくらいで酔うとか把握しないでバカみたいに飲んじゃうと酔い潰れたりするでしょう。だから先にお家で試した方がいいの。缶ビール何本、缶チューハイ何本で酔うのか、自分の体にどれくらいのアルコールの量が適しているのか、事前に知っておかないといけないでしょう?だから、自分にとってどの性癖が適しているのか。本番を迎える前に全部知っておかないと、勿体無いじゃない。」
寺内の白いワイシャツにはストリートのグラフィティーアートが点々とプリントされている。小島はボタンを一つ一つ外して、寺内の目を見ていた。
「だから試したの。寺内くんだけなんだ、こんなに付き合ってくれたの。他の人はローター仕込んだっていう事実を知って結構引いちゃうんだよね。おかしな話でしょ。散々インターネットで見てるような状況なのについてこれないんだもん。誰も性に対して真剣に向き合ってないの。」
気付けば寺内のペニスは爆発寸前のような膨らみを帯びていた。小島の唾と先端から漏れる透明な液体が混ざり合い、亀頭を刺激していく。時刻は22時半、昼間のような明るさの中で、小島の手が速くなる。ペニスの先端に詰まった熱は破裂寸前だった。しかし彼女はそれを理解しているのか、脈が放たれる寸前で右手からペニスを解放させた。
「もういきそうだったでしょう。ダメだよ、まだ夜は長いんだからさ?」
そう言ってはだけた胸元に吸い付くように、彼女はゆっくり倒れこんだ。寺内はようやく声を絞り出して言った。
「散々弄んで、楽しいか。」
「えー、寺内くんがそれ言いますかね。今まで散々色んな女の子のこと弄んできたでしょうに。人のこと言えないでしょ。」
小島は寺内の乳首を、彼の目を見ながら舐め始めた。白く柔らかい肉付きの太ももがペニスに当たっては離れてを繰り返し、その度体がびくんと跳ねる。みっともない声が寝室に響いて、小島は彼の乳首を口端で甘く噛みながら笑った。
「私、意外とSなのかも。焦らすのって結構楽しいね。男の人って乳首感じない人多いと思うけど、どう?」
空いている乳首を左手で触れ、小島は言う。正直な話、自分が乳首で感じるとは、寺内も思っていなかったのだ。
「びくびくしてるから感じてるんだね。その表情、いいじゃん。」
妙な感覚だった。ペニスへの直接的な刺激ではないものの、いずれ吐き出すであろう寺内のエクスタシーをくすぐるような気持ち良さが彼を支配していた。時折ペニスに触れる柔らかな白い肌、乳首に走る新たな刺激、寺内は限界だった。
「なぁ、もう挿れてくれないか…もうダメだ。」
まさか自分がベッドの上で弱音を吐くとは思わなかった。プライドが折れたような感覚が腹の奥にある。しかしペニスは硬いままだった。
「実はさ。私、明日誕生日なんだ。もう25歳。先月かな、中学の卒業アルバム見たらさ、25歳までに大人の女性になるって書いてあったの。だからそれを叶えるためにも、24時になったら挿れてあげるよ。」
あと1時間はあった。それを聞いて寺内は絶望に似た表情を浮かべてしまった。何故ここまで焦らされるのか、もうやめてくれ。そんなマイナスな感情が頭の中で渦巻くものの、体は正直だった。それが余計に辛かった。
「さて、まだまだあるよ。男の人って電動バイブ効くのかな。あ、あとローターね。どうせ乳首に当てたら感じるだろうけど、アナルには入るのかな。漫画で見たけど、前立腺に効くとかさ。あとはロウソクかなぁ。痛みが気持ち良さに変わる瞬間もさ、女性は分かるだろうけど、男性は分からないでしょう?もしかしたらずっと痛いかもしれない。それはさ、話し合いながら決めていこうよ。」
小島の目がどろりと溶けそうな灰色に変わった。小島は男を知らないんじゃない、知ろうとしすぎているのだ。誰よりも性に貪欲で、全てを試してからじゃないと挿入はしない。狂気にも近い性への探究心が彼女を支配していると心の中で思った時には、もうとっくに手遅れだった。それは彼女の表情だけじゃない。自分の中身だ。
寺内は今、この状況を楽しんでいる。むしろもっとしてほしい、もっとセックスの主導権を握ってほしい、いつの間にか小島可奈子という深すぎる沼に旋毛まで浸かってしまっていたのだ。段々と屈辱が快感へと変わり、寺内は予想だにしない言葉を口にしていた。
「か、加奈子。もっと…。」
その言葉を待っていたかのように、小島は寺内の上でありったけの笑顔を見せた。中学校の卒業式、部活の後輩から貰ったという花束を握りながら彼に近付いてきた小島の笑顔が彼女の後ろに薄く投影された。
(そうか。俺はあの時、加奈子の笑顔に惚れたんだ。)
10年以上前に、寺内は沼へ一歩踏み出していたのだ。
「じゃあ、色々試そうね。準備はいい?柊太。」
その言葉に熱いものがこみ上げてきた。その熱いものが溢れ出た時、それが精液ではなく涙だと気付かなかった。
目尻から落ちた一滴が枕に染みた時、再びペニスが小島の両手に包まれ、寺内は白い沼の中に溺れていった。

 

 

 


〜あとがき〜
いかがでしたか。簡単に言うと、散々色んな女性とセックスをしてきたヤリチン男が、処女に振り回されてしまうというお話ですね。
よく魔性の女なんて言葉を聞くじゃないですか。でもそう呼ばれている人ってもう既に非処女だと思うんですよ。色んな男と体を重ねて、その経験から魔性の女と呼ばれるような雰囲気がある、みたいなね。
でもこのお話に出てくる小島可奈子という女性は、本当に処女、にもかかわらず性への探究心がえげつなくて、寺内は最終的に彼女を魔性の女だと感じた、そんなところですね。
だから寺内以外の男性は「なんだこいつ変態じゃねぇか、はよやらせろや」と思っていたんでしょうけど、必ず小島とやってみせるという謎の使命感に駆られてしまった寺内だけが、彼女の魔性の一面を知ることとなる、というね。罠みたいな感じですよね。
このお話を書こうと思ったきっかけは、高校時代の同級生です。そいつは寺内より数は劣るも、色んな女性と寝たみたいなことをインスタのストーリーで言ってて。なんだこいつこの野郎という隠しきれない嫉妬を抱いた時に、「こいつにとっての屈辱はなんだろう」と考えたんです。それが、処女に振り回される、だったんです。
やれると思ったらやれない、それが続いていく、でもやりたいから仕方なく従う、でも振り回される、彼女の処女が欲しい、そのループがやがて彼女を心の底から求めていることに気付いてしまう、そう思った時にはもう戻れない。みたいなね。正直書いていて小島の狂気な感じが怖かったですね。でもそれがすごく魅力的でした。
実はまだまだ書いてます。なので是非これからも読んでいってくださいな。そして是非感想を送ってください。おねげぇします。